海外旅行を思いっきり楽しみたい!皆に迷惑を掛けないように、膝や腰を鍛えたい!それが私の一番の願いです。両親を見送り、自分の時間が取れるようになった私は、2年前に「いずみ健老大学」初級英語クラスに入学しました。授業後のお茶会で、ニューヨークへ行きたいと話が盛り上がりました。一度も海外旅行へ行ったことのない私は、主人とハワイへでも行って、練習しておこうと思いました。でも、飛行機酔いに悩まされた経験の有る主人に厭だと断られました。添乗員付きのハワイ旅行ならいけるだろう、一人で行こうと旅行会社に申し込みました。添乗員付きのハワイ旅行は人気が無く、旅行自体が中止になりました。解約の手続きをしていたら、友人が「ドイツ・フランスのクリスマス市へ一人でも行くつもりだけれど、一緒に行く?」と誘ってくれました。勿論、その場でOK。
友人達から海外旅行は結構きついので足を鍛えておくようにと言われました。だから、健老大学の「歩こう会」に入り、鞍馬・貴船ハイキングに参加しました。ところが、鞍馬山を下り始めた頃から太腿が痛くなり、バス道を駅に向かって歩き始めた頃からは足を引き摺って歩きました。塗り薬や、湿布、膝サポーターを友達に借りて、やっと駅まで辿り着きました。翌日整形外科を受診、「あまり長い距離は歩かないように」と言われました。
でも、海外旅行へ行きたくて、毎日一生懸命歩きました。あれだけ練習したのだから大丈夫だろうと、意気揚々とクリスマス市へ出掛けました。ところが、あの有名なノイシュバン・シュタイン城を見学して坂を下り始めると、太腿が痛み始めました。足を引き摺りながらバスに漸く辿り着きました。これでは、せっかくの夜のクリスマス市へはとてもいけません。友達に詫びを入れて、バスの近くの喫茶店で休むという羽目に陥りました。その後2~3日は普通にツアーに付いて行きましたが、最終日の自由行動の一日にまた太腿が痛くなりました。友人は「パリのパッサージュに有る、テレビで見た釦屋で、お気に入りのべストに合うボタンを買いたい」と言うので、旅行社の事務所や、町の人に聞きながら、歩き回りました。漸く念願の店を見つけ、ボタンをゲット、くだんの店主と記念写真を撮って大満足。優しい友人は、パリが初めての私のために、あれも見せてあげたい、これも見せてあげたいとあちこち案内してくれました。でもランチを食べる頃から、又もや私の太腿が痛みだしたのです。ルーブル美術館のガイド付き見学を予約していましたが、ルーブル美術館は障害のある人しかエレベーターが使えません。階段の上り下りと、広いフロアーを見物するのは無理です。ルーブル見学の後で、バケツ一杯のムール貝で有名なお店に行く予定が有ることだし、又もや、喫茶店で友人が見物から帰ってくるのを待つことに成りました。優しい友人が、ルーブルのガイドさんを喫茶店に誘ってくれたので、少しはルーブルのことを知ることが出来ました。
  このことが有って、帰国後、友人にジムへ行く事を強く勧められました。早速近くのジムに申し込みにまいりました。ジムの方がとても親切で、今クリスマスキャンペーンの5回お試しチケットを用意しています。此処のジムがあなたに合うかどうか、試しにこのチケットから始めればと言って下さいました。何をどうすればよいのか分からなかったので、トレーナーにメニューを作って頂き、ルンルン気分でその日は帰宅。翌日から張り切ってジムへ行きました。ジムでトレーニングを始めましたが、昨日教えて頂いたとこなのに、メニューをちゃんとメモ書きして頂いたのに、ボールや長い棒のようなもの等々の使い方がうろ覚えで、戸惑ってしまいました。トレーナーに個別に教えて頂くには、予約をして、割りと高いレッスン料を支払わ無くてはなりません。「分からない時は、スタッフに声をかけてたずねて下さい」と言われていたので、2~3度たずねましたし、スタッフの方からも「お悩みですか」と聞いていただいたのですが、そう何度も尋ねるわけにもいかず、ジムには行きづらくなり、チケットを残したまま、トレーニングを諦めました。それでも、ニューヨーク行の話が進んできましたので、近くの緑道でのウォーキングには精を出しておりました。
いよいよニューヨークへ行きました。階段の多いお城が無いのでちょっと安心していました。ところが、第一日目、セントラルパークを通って、メトロポリタン美術館を感激しながら巡っているとだんだん太腿が強張ってきました。優しい友達とタクシーでホテルに戻ることに。ああまた迷惑を、掛けてしまった。友人達は「夜に又出かけたので、気にしないで良いよ」とは言ってくれましたが。
帰国後、何とか足を鍛えようと、もう一つ別のウォーキング会にも参加しましたが、これといった成果も無く、半ば諦めかかっていたところ、友達にカーブスを紹介されました。クリスマス市へ一緒に行った友人がカーブスに行っていることは知っていましたが、30分やそこらで筋肉が付く訳がない、彼女はソシアルダンスや太極拳もやっているから筋肉が付くのだと思っていました。でも、近所の人達が沢山通っていらして、皆が、「筋肉が付いたのか、階段が楽になった、ウエストが締まった」とおっしゃるので、半信半疑通い始めました。
  私は色々な会に参加しているので、休むことも多く、これじゃ意味ないだろうなと思いながら、半年通いました。すると、あれだけお休みが多いにも拘らず、暮れの歩こう会で、友人たちが「疲れた、膝が痛い」と言うのをしり目に、ゆとりで歩けました。この時は8キロで、平たんな道だったのであまり感激はしませんでした。
でも、3月に出町柳から、下賀茂神社、植物園、上賀茂神社、神主さんの御宅拝見、鴨川沿いに出町柳まで10キロを超えるウォーキングで、ゆとりを持って歩けたとき、友人達が、「カーブスのおかげよ」と声をそろえて言いました。これで、 4月のシンガポール旅行を、迷惑を掛けずに楽しめそうです。休みながらでも、無理をせずこつこつとカーブスを続けたいと思います。
歩いているだけでは決して筋肉は付かない、筋トレの大切さをつくづく感じました。それと、カーブスの雰囲気のほんわり暖かいところが、休みがちでも続けられるところだと思います。笑顔で声をかけて下さるスタッフは勿論、メンバーみんなが仲間意識を持てる、笑顔と笑いにあふれた雰囲気が大好きです。