私がカーブスに通い始めたのは、今年の二月半ばのことでした。主人がしばらく入院していましたので、その付添や仕事の多忙さで常に動いていたのが幸いして、夏の健診結果は好成績でしたが、主人が退院した途端、気のゆるみからか、体重が増え出し、年末の健診は最悪でした。
更年期を過ぎたので 女性ホルモンの低下もあってか、脂質、コレステロールも高くなり、血圧も上がってしまいました。
お風呂で鏡を見るたびに、ため息をついていましたので、予想しなかったわけではありませんが、現実の数値を見せられると、運動もせずに、食べてばかりの生活の結果がこれかと思うと、反省と落ち込みは、ひどいものでした。
早速に友人にカーブスについて、インタビューをしました。
「どんなことを、するの?」「しんどくないの?」「私にも出来るかしら」「週何回行ってるの?」「会費や入会金は?」「割引きはないの?」等々。
まずは見学。仕事の帰りに、家の近くの教室を見に行きました。ドアを開けて、びっくり。ボランティア活動で御一緒していた年輩の仲間に遭遇。
「あらら、あなたも始めるの?」
「ええ、まあ、ちょっと覗いてみようかと」
「汗もかいて気分もいいわよ。ぜひぜひ」
「私にも出来るかしら」
「もちろん!私も続けられているんだものあなたの方が、お若いし!大丈夫よ。無理しないで、やれる範囲ですればいいんだから」
利用者さんのセールストークに、何だかやれそうな予感が湧いてきて、教室内を案内してもらい、ワークアウト中の利用者さんの姿を拝見し、ますます通いたくなりました。
後日、別の友人が通っている職場近くの教室も見せてもらい、利便性を考えて、職場近くの教室に入会を決めました。
初日の体力測定では「六十九才」と厳しい判定が出ました。一瞬「自分の年令は、いくつだったかしら?」と、実年令と、体力年令を数え直しました。「確か私、五十八才になったばかりよね」と、小声でつぶやくのが精一杯。引き締まった体のコーチが「大丈夫ですよ。必ず変わりますから」と、笑顔で励ましてくれました。
元来、運動の苦手な私は、一周ワークアウトするだけで、へとへとでした。一日目は、それでも汗が出ず、水も思う程飲めず、マシンの次にステップ台で歩き始めても、どうも不安定な歩き方でした。
半世紀以上、この足で歩いてきたのに、いざステップ台で歩き始めると、上半身が固定せず、操り人形のような歩き方になりました。
「コーチ、歩き方が、分からないのですが」と、真顔で聞きました。
「背筋を伸ばして、前を向いてー」
やれやれ、歩き方から学ばなくてはなりません。本当に、ゆるみっぱなしの身体になっていたようです。
ワークアウトの翌日、中学校の運動会以来の筋肉痛が押し寄せてきました。コーチが、「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれましたが、正直に痛いとは言えず、「大丈夫のような気がします」と、訳の分からない返答をしました。コーチも答えに困ったと思います。
家に帰ると、カーブスの話ばかりしていました。療養中の主人にも「あなたも、男性版のカーブスがあれば良いのにね」と。体は少し疲れましたが、運動の後の爽快感は嬉しかったので、それを何とか、主人に伝えたかったのだと思います。
たるんでいた体は、少しずつ整っていきました。計測値は、すぐには変わりませんでしたが、椅子からの立ち上がりや、歩行の足取りの軽さが、実感として、分かりました。
年を重ねても、筋肉は鍛えられると聞きました。その分、運動をしないと、すぐに痩せてしまうということなのでしょう。
皆さんは、お腹から痩せると聞きましたが私は、腕と足がサイズダウンしてきました。
お腹回りは、まだまだです。マシンも、オブリークが苦手です。しかし、体幹がしっかりしてきたので、猫背も改善してきました。
カーブスは、結果を実感させてくれるのがいいですね。「明日も行きたい!」と思わせてくれますから。
始めてから、まだ数ヶ月ですが、水も飲めるようになり、汗もかけるようになりました。
代謝が良くなったのを感じます。
先日、利用者の方から声を掛けていただきました。以前の職場の上司の方でした。私はすっかり忘れていたのに、明るく声を掛けて頂き、懐しさでいっぱいになりました。
嬉しいことが、たくさんあって、これからも、カーブスライフを楽しみたいと思います。