今から、20年前、私は、子宮筋腫になり、医者も全摘にはまだ若いが...再発防止との事で、手術をして、その10年後片方残っていた、卵巣までも摘出するという事になり、もうその時は、2度も「手術」をするなんて、思ってもみなかったし、「入院」するのは嫌だ!!と悲しくなりました。
 このような病気は、自分一人でないのはわかっていました。何と言っても、女性ホルモンが作られる臓器を摘出した事により、まったくそれがゼロになったこと。
 心は、悪い方へ 悪い方へとばかり、かたむきはじめました。
 そして、やはり、その通りの症状は、まぎれもなく、あらわれ「やっぱり・・」「当然でしょ・・・」とばかりに。しかたない思いに、全部あきらめの思いでした。
 コレステロールが高いのも、血のめぐりが悪いのも、がんこな頭痛も。友達からは「全部とっちゃったの?じゃあ、もう女じゃないさ・・・」と心ないことばに、とても深く傷ついたものです。
 それでも、何回か、通院しているうち、はじめて、先生から聞いたような、私が、今まで、聞きのがしていたのか、「胸」からも女性ホルモンが出る作用があると聞き、「えっ!!じゃあ、まだ少しは大丈夫なんですか?」と話しを もう1度 しっかり 聞きなおしたのでした。


 3年前、カーブスに入会し体を動かそう、血のめぐりも良くなりますようにと。まじめに通えばよいものを、暑いとか、寒いとか言い訳にして、目標の通う回数には、なかなか達成できませんでした。
 今年こそは、汗をかく体になりますように、代謝が良くなる体が作れますようにと思っています。
 やせ型で、病弱にみられがちな私は、あともう少し体重が増えないか・・・と。計測の日に「たった1K」増えたと 言っては、喜んでいるのです。
 カーブスに行くと、先輩の方々、友達の話しを自分の心の栄養にして納得し、さらに、コーチのやさしい気持ちに感謝してます。
 今後、この体をどうするの?と、考えれば 人の手を借りずに生活していくこと、自分の事は、自分でするんだ。


 そう、「ロコモ」にならぬよう、家族に世話をかけぬようにと思うのです。
 「メタボ」と言う 言葉ばかり一人歩きしてしまい、ロコモティブシンドロームは、まだ浸透してなくて、「ロコモって何?」と、知らない人が、きっと多いはず。それでも、テレビや新聞で、時々ロコモの文字を少しずつ見るようになり、ちょっと遅いなと感じます。
 自分も、それほど 詳しく、理解しているわけでは、ないのですが。
 前に、コーチに教えていただいた事を、少し覚えていたし、「寝たきりの体にならないためにも・・・」と言うことばを忘れませんでした。
 

 私は、早朝目覚めると、ラジオに聞き入り、「健康の話」などに耳をかたむけます。 無理のない筋肉トレーニングがどれほど良いのか。
 しすぎてはいけない運動など何回かラジオから流れる医者のことばは、「カーブスのトレーニング」が、ぴったりあてはまり「良いこと」と話してるかのごとく。
 つまり自分は「カーブスで 筋トレ してるもん」と、ひそかに思うのでした。そして、何だか、この頃 Gパンが、きつくなったように思い、コーチに「おしりにも筋肉は付くの?」と聞くと「ハイ、付きますよ」の答え。「えーっ!!付くんだぁ~太ももあたりならいいのにねえ~」と笑っちゃいました。 コーチには、お友達のように、娘のように何でも 話してしまうし、話せる方々ばかりなのです。
 1ヶ月分もらってきているエストロゲンの薬も、朝食後また、飲み忘れ「まっ、いいか、今日は調子いいし」と、残した薬たちと、早く、「さよなら」したくて。
 

 そして、あの頃 落ち込んでいた自分へ言ってやりたい。
 『ケガは、気をつければ 何とか、防ぐ事ができるよ、でもね病気は別だよ。誰も、なりたくて、なる人なんか、いないんだよ。
 体は、もう、産まれた時から 「そうなる」って 神様が決めたのかもしれないね。
 あの時子供達も 幼く、自分が入院したら どうしよう?と、いっぱい心配することあったし、 まさか、そのあと心臓の病気にまでなるなんて、たび重なる「病」に、その神様を うらんだよね。
 どうして、「自分ばかり」と。
 でもね、人の話しをもっと聞いたり、本を読んだりして、たくさんの知識を吸収して、心を豊かにしなさい。
 少し疲れたら休みなさい。 休み続けると、 きっと 歩きたくなるし、 歩き続ければ、走りたくなるよ。
 だいじょうぶだからね、ちょっとだけ 肩の「力」をぬいてごらんほらね、深呼吸してごらん』と。 57歳の私から、37歳の時の私へ教えてあげたいと 思うのでした。