五十代半ば頃から、首、肩、背中に違和感を感じるようになり、歳だから、五十肩だろうと、安易に考えていた私は ある朝、突然激しい背中の痛みに襲われ、起き上がるのもやっとの思いで近くの医院に行った所、「五十肩とは思えないので、直ちにМRIの検査をしなさい。」と専門医に紹介状を書いて頂きました。
МRIの結果は「立派な頸椎ヘルニアです。」・・・と。エッ。私には信じられませんでした。腰のヘルニアは良く耳にしますが、首のヘルニアは聞いた事ありませんでしたから、先生の説明を聞き乍らどうして?交通事故やムチ打ちの経験もないのに...。でもあるんですね。それは急激な筋肉の衰えからくるヘルニアだったのです。
その頃働いていた私は、仕事で家庭でと諸々の精神的ストレスから体重は激減。それと共に筋肉も落としてしまったのです。それから十数年、首の牽引・電気マッサージ・痛み止めのブロック注射等々のリハビリ生活。この間 痛みの為に寝起きもままならない数ヶ月もあり、このまま寝たきりになってしまうのでは...との不安に苛まれ、本当に苦しいつらい日々が続きました。筋肉が落ちると云う事がこんなにも恐ろしい事だとは夢にも思っていませんでした。
その後、手にしびれは残るものの痛みは徐々に良くなってまいりましたが、足にしびれが出るようになったら手術かなぁともいわれています。そんな折、一人息子から思いがけないプレゼントがあったのです。孫の誕生です。六十七歳でおばあちゃんになった私は、「おばあちゃんになってからおばあちゃんになるのは大変だわ。」と言いながらも、可愛くて愛おしくて、痛いのしびれるのと言っていられなくなりました。そして以前に一度、カーブスを見学させて頂いた事があったのですが、あのマシンを私に...との躊躇(痛みの再発)があり、その時は決心がつかないまま今回友人からの話もあり、孫の為にも少しでも元気にとの思いから再度見学・体験をさせて頂き、今度は直ぐカーブスのパンフレットを持って主治医に相談した所「ペックデックとオブリークの2台は少し気を付けて。」と具体的なアドバイスを頂き、「あとは頑張って筋肉をしっかりつけなさい。」と後押しされて即入会。
そして一年八か月、おかげ様で筋力もつき、増え始めていた体脂肪・体重は減少し、今では「いつもお元気そうだけど、どこが悪くて通院しているの?」とよく聞かれます。私は「ハイッ目と顔と頭です。」と冗談(事実です)を言える程元気になりました。私にとってカーブスは『一石何鳥』になるのかこれからも楽しみながら筋肉をつける為に、筋力を落とさないように頑張って通いますよ。自分の為にも、もちろん孫、家族の為にも。
コーチの皆様、諸先輩今後とも宜しくお願い致します。