青森県から、東日本大震災の四ケ月後、ひとり暮らしを心配してくれる妹夫婦の近くへ、おもいきって越して来ました。今までは、登下校時の元気な子ども達の声が聞こえ、巡回スーパー車に集まる近所の人達とのおしゃべり、毎日友人が声をかけてくれた生活から、ドアを閉めると全く外部の音がきこえないマンション住まいとなりました。
仕事、趣味、ボランティアと、手帳に隙間のない程予定が書かれていたのが、空白が目につく淋しい手帳になりました。人と言葉をかわす機会も少なく、スーパー、図書館、映画館、温泉めぐり、そして妹夫婦のところと限られた範囲の中で、家庭菜園の場もなく、体を動かす、チャンスもなく、ただただ一日が過ぎていきました。体重が増え、体力も弱まり、少し歩いただけで息切れです。おまけに 背中が丸くなっている姿にショックを受けたものの「年だから仕方がない」と半ば、あきらめていた矢先、カーブスの新聞折り込み広告、正しい姿勢が目に入りました。
場所が近い事、女性だけの気楽な教室、運動は苦手だけど、三十分の運動なら できるだろうと、思い切って、カーブスに向かいました。明るい雰囲気の中で、私ぐらいの年代の人達が楽しそうに体を動かしていました。すぐに溶け込む事ができ、体験教室一日目で、即入会手続きをすませました。マシンを覚えるのに毎日通い続けましたが、覚えが悪いので、何度も聞く事が多かったのですが、親切に教えていただき、三ヶ月目から週三回を目標に通いはじめました。月一回の計測は、一日三十分で、そんなに変化があるものではないと、勝手に決めつけ(スミマセン)、数ヶ月やりませんでした。
ある日、いつも細かい所まで目をむけ、ひとり一人に指導してくれる私が一番たよりにしているコーチに、「今の自分を知る大切なプロセス、自分の体の変化がわかるから成果もでやすいのよ」と言われ、シブシブ(笑)計測するようになりました。七ヶ月後、なんと体重、ウエスト、体脂肪率が減り、骨格筋率が増えていました。健康上の不安はないので、筋肉をつけて姿勢よく、さっそうと歩く事ができればそれで満足と思っていましたのが、効果がでてくると嬉しくなり、奮起し、真剣にマシンに取り組むようになりました。
体にもいろいろ変化が表れてきました。冷え性で、いつも手足が冷たかったのがいつのまにか気にならなくなっていました。体が柔らかくなりました。片足立ちでくつ下をはけるようになり、階段の登り降りがらくになり、早足で歩いても、以前のように疲れなくなりました。もしかしてこの調子でいけば、好きだった山登りに又挑戦できるかもしれないと思うと、自然に顔がほころんでしまいます。
そして気持ちも変わってきました。すべて、何事も前むきにとらえ、積極的になり、いろんな事に首をつっこみ、変化のある毎日となりました。習い事の仲間、ウォーキング、旅行 コンサートに行く友人もできました。いつも新鮮な野菜をくださる近所の親切な人達との交流もはじまりました。自分の事だけではなく、まわりにも目をむける余裕もでてきました。
でも私にとって一番大事な事は、筋トレです。カーブスに通い続ける事です。カーブスと出会ったおかげで、今は老後をクヨクヨ心配する事がなくなり、寝たきりや認知症は大丈夫と確信しています。人生百才時代になるといわれます。
いくつになっても元気で長生きしたい だれもの願いです。
健康で元気なら、家族はじめ、まわりの人達のお世話にならないことで、お互いがハッピーになれるでしょう。
「体が変われば 心がかわる」
「心がかわれば 毎日が変わる」
「毎日が変われば、人生が変わる」
この言葉を実感して、一年六ヶ月になりました。一度、続けるかどうか迷った時がありましたが、今ではカーブスは私の生活の一部となり、週三回通える事に感謝です。よい姿勢で、さっそうとはまだいきませんが、力まず、あせらず、ゆっくりと自分のペースで、これからも続けていきます。
サア、今日もコーチの「腹圧を高めて」の声で「そうだ、そうだ、意識、意識」と自分にいい聞かせ、マシンに、ボードに、ストレッチにと楽しんでいる六十五歳です。
私を変えてくれたカーブス、ありがとう!!