カーブスに通い始めて今、8ヶ月。それまでの私は、カーブスの前の耳鼻咽喉科のお得意様で、喉が弱くてすぐ風邪をひいては駈け込んでいた。「元気溌剌とした女性達が、体操教室で運動しているな」位の気持で傍観していた。運動嫌い、歩くのが大嫌いな私には、あまり興味が湧いてこなかった。
ところがある日、学生時代からおつき合いのあった尊敬する先輩から、「私も、まだ3ヶ月位なんだけれど、カーブスはいいみたいよ。歩く事もやってみたけど、なかなか続かないし、歩くだけでは筋肉は衰える一方、今、体力をつけなくては、老後を元気で生き抜いていくのは大変だよね」自分も友人に誘われて入会したとの事。時々腕が痛くてあまり重たい荷物を持つのが辛いと思っていた矢先、筋肉の衰えを感じ、友人の紹介でカーブスの門を叩いた。今が一番若い、その元気な自分を維持していこうと決意したのだ。
私は母(90歳)を介護しているが、母はパーキンソンで頭と口はしっかりしていて、胃腸や内臓も丈夫・私以上の食欲もあるが、筋肉がほとんどついていなくて、何をするのも人の3倍~5倍の時間がかかる。体中が痛いそうだ。杖をついて、やっと30分位の散歩が出来る。階段の登り下りも正座も出来ない。そうなってからでは、本人も周囲も大変だ。「継続は力なり」、何の道でも言われるが、本当に続けていく事は、努力、努力の積み重ねだ。自分自身に「よし」と掛け声をかけながら、最低週3回は頑張ってみようと自分にチャレンジしている。趣味も多く、友人とのおつき合いも多い私は、スケジュール一杯の中、まずカーブスを中心に稼働している毎日。気付いてみると、今まで肩こりがひどく、パンパンに首、肩のまわりが張っていた。口を利くのも嫌だと思うほど気分の悪い時もあった。月に1~2回はマッサージに通っていた。それがなくなり、身体が軽くなったような気がしている。すごい冷え性で、血流が悪い事も、運動不足もわかっていたが、運動するチャンスもなかった。歩ける距離でもすぐ車に乗ってしまう。若い頃から歩く事が嫌いで、すぐ足が痛くなる。読書や書く事が好きでつい長い正座をしてしまう。
昨年7月よりカーブスに通い始めて5ヶ月後、12月(12月8日)初め、高尾山に登山する機会があった。主人の卒業校OB会で家族参加で2人で参加した。高尾山は、一度は登ってみたいと憧れていた。登りはロープウェーで、紅葉も大分散りそめ、天候にも恵まれ快適であった。10数名の男性ばかりで紅一点、下山は自由であったが、少し迷いながら皆と共に徒歩で頑張った。途中、何度かベソをかきながら歩くこと3時間、今まで続けて1時間以上歩く事がなかったので、自分でも驚いた。
「ええっ、三時間も歩けたんだ」と少し自信をもった。下山した高尾山の麓のそば屋での生ビールの乾杯は、最高においしかった。飲み足りない飲んべえ達は、八王子に出て、ビックエコーで大いに飲み、大いに歌った。最終電車で、大満足で主人と二人取手に帰ってきた。翌朝は、足が痛くて大変かなと覚悟していたが、ほとんど痛みも感じなかった。体力がかなりついてきたと嬉しくなって、カーブスに行き、コーチに報告した。紹介して下さった先輩に感謝すると共に、友人達に体験をついつい話している。
カーブスでは、毎月計測して下さり、データーで励ましてくれるので、目標が出来、張り合いもある。自分との約束でシールを張ったり、毎朝テレビでのラジオ体操も、カーブスの波動で、続いている。どんなに夜遅くなっても、午前六時に起きてラジオ体操。
カーブスのドアを叩くと、『こんにちわ』と明るい大きなコーチの声が、一斉に迎えて下さる。爽やかな笑顔がパーッと花が咲いたように明るい。ついこちらもにっこりして、心も弾み、身も軽やかになる。今日も、カーブスにこられて(参加出来)てよかったと・・・。健康である事に感謝して、足取り軽く、家路に向かう。