今から七年前、長い介護生活の末、義父は天国へ旅立ちました。娘二人も嫁ぎ、何十年ぶりかに自由な時間がもてそうでした。
 そんなある日、私の体に異変がおとずれました。今まで経験したことのない激しいめまいが突然、襲ってきたのです。その日から、また病院通いが始まりました。内科、脳神経科、耳鼻科いろいろな病院に行きました。またと言うのは、私は幼い頃から耳が弱く、亡き母と耳鼻科通いをしていたので変な話ですが、病院通いは苦ではありませんでした。
 しかし、どこの病院に行っても、「介護疲れでしょう。」と言われ、はっきりとした原因が分からず毎日、毎日、激しいめまいが襲ってきました。あまりにも辛い日々が続き、周りが見えなくなり、母の顔が浮かび死まで考えました。


 そんな時、義理の息子に「外出しないと違う病気になっちゃうよ。」と言われ、家族に付き添われ外出しました。でも、私の心には恐怖心がありました。
 定期的な内科診察の時、心臓に疾患があると言われ検査と採血をしました。診断は「僧帽弁閉鎖不全」と言われ、コレステロール、中性脂肪の数値が高かったため、適度の運動を勧められました。三年間自分なりに歩いていましたが、何回かの採血で、数値が下がらず薬を飲むことになりました。
 薬の副作用で聴力が下がり、悩んでいたところカーブスの広告が目にとまり、一週間くらい悩み、思い切って電話をしました。「気軽にいらしてください。」と言われ、思い切って行ってみました。スタッフの方は丁寧に話を聞いてくれ、マシーンの指導もしてくれました。
 でも、めまいの恐怖心があり、入会を悩んでいたところ、テレビでカーブスの特集がやっていて、主人と一緒に見ていました。娘からは、「入ってみて、出来なかったら辞めてもいいじゃない。」と言われ気が楽になり、入会をしました。
 最初の頃は、仲間の皆さんに付いて行くのがやっとで、ステップボードに乗っても足踏みが出来なかったり、バイセップをやろうとした時、胸に痛みが走ったり、ストレッチもフラフラして出来なかったりで、何回も諦めかけました。 
 でも、スタッフの方は諦めないで、根気よく教えてくれました。そのお陰でアブバックをやった時はとても気持ちが良く、今でもその気持ち良さは覚えています。


 "めまい"という病気で、精神的だけではなく、肉体的にも疲れきっていたことを知りました。今では痛み止めを打つほど痛かった膝も、痛みが少なくなり、毎日がとても楽しいです。
 入会して五ヶ月が過ぎた頃、まためまいを起こしました。前の私だったら寝込んでいましたが、その時の私はカーブスに行きたいと思い、準備をしていました。
 しかし、主人には、「スタッフの方に迷惑をかけるから、休みなさい。」と言われましたが私は、「行きたいから、行って来ます。」と家を出ました。本当は不安でしたが、いつもの様に一周、二周とやり終え、心の中で"出来た"と嬉しさがこみ上げてきました。
 スタッフの方に事情を説明したところ、「私達が全力で守りますから。」と力強い言葉を言っていただきました。その時、私の目から涙がこぼれました。無事に帰宅し、スタッフの方のことを主人に話したところ、無言で首を縦に振りました。無言でしたが、私には"わかった。良かったな"と言ってくれた様に見えました。
 その言葉の通り、ある日地震があった時、私がオロオロしているとすぐに駆け寄って来てくれて、「地震だから大丈夫。」と声をかけてくれました。その時はとても心強く、安心しました。


 私は内科の先生に、「先生、カーブスって知ってますか?」と聞いてみたところ先生は、「知ってますよ。筋力トレーニングをする所ですよね。」と言い、入会したことを伝えると「いいことだね。頑張りなさい。」と言われました。
 今では先生の方から、「カーブス、頑張ってますか?」と聞かれ、「はい。頑張っています。」と答え、次回の診察予約を入れてもらいます。
 旅行仲間の友人と、船橋に居る姉もカーブスで頑張っています。姉と出かけた時は、カーブスの話で盛り上がります。
 私には三人の孫がいます。小学校一年生の孫は、アンパンマンの仲間のドキンちゃんが大好きです。中学校一年生の孫は、ディズニーが大好きです。三才の孫は、何が大好きになるかとても楽しみです。アンパンマンミュージアムに行くことや、高校受験が終わったら、泊まりでディズニーへ行くことを孫達と約束をしました。私はその事がとても楽しみです。


 めまいという病気の恐怖から抜けられなった私・・・。私を支えてくれる主人、娘夫婦、孫達、そして素敵な出会いをさせてくれたカーブススタッフの皆さんに心から感謝しています。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。