もともと、肝臓が弱く、お薬はのんでなかったけれど血液検査はずっと続けていた。4年くらい前、主治医の先生から、「これ以上ふとると、よくないな。痩せた方がいいな。」と言われた。私はこれを聞いて痩せようと思った。
その頃、年齢のせいか、突然涙がぽろぽろ流れだしたり、急に悲しく感じたり、自分がひとりぼっちでものすごく孤独感を感じたりした。更年期症状そのものだった。痩せられるかな。元気になれるかな。と思いカーブスに通いだした。

 小学生のころからずっと太っていてた。今まで何度もダイエットしようと思い、いろいろなことをためしてみた。テレビの健康番組も大好きで、見たこと聞いたこと、つぎつぎやってみたが、何をしても続かなかった。カーブスもそんなに期待してなかった。運動するのは苦手だし、飽きっぽいし、まあ3ヶ月続くかな。ぐらいしか思ってなかった。
 通いだして私のケチ根生がムクムク湧き出した。お金を払ってるんだから、通えるだけ通おう。週3回とはいわず毎日でも通える日は必ず通おう。と思った。それがよかったのか、はじめはマシンの乗り降りも辛かったのに、いつの間にかできるようになり、通った分だけわずかづつ体重は減っていった。
 それまで笑えなかったわたしが、いつの間にか、笑っていた。辛かった気持ちもカーブスにいる間は忘れられた。周りのメンバーさんは私の事を知らない。その日会った方々とプライベートなことでなく、ワークアウトのことや痩せたの痩せないのという体のことの話をするのは楽しかった。自分の病気や体調や気になる人間関係のことに触れられることもなく、気持ちがふっつと軽くなった。いつの間にかカーブスは私にとって、筋力をつけたり体重を減らしたりするだけのところではなく、心をストレッチして気持ちをほぐしてまた明日も頑張ろうという元気をみなさんからいただく場になっていったようだ。

 そして、体重も15キロ減り、軽くなった。身体が軽くなった。箱買いのペットボトルの箱の重さ分以上減ったのだから、フットワークも軽くなった。どんどん歩ける。横断歩道で青信号が点滅しても走って渡る。エスカレーターやエレベーターを横目で見て階段をつかってトントントンと上がる。とにかく軽い。肝臓の血液検査の数値も安定している。
 そして、気持ちの面では、とにかく元気になった。私にも出来るという達成感・自信をもらった。これからやりたい事にトライしても出来るかもしれないという希望をもてるようになってきた。年齢なんて気にしない。だってわたしのウエストは20歳のときのサイズより細くなったのだから。
 これからは、身体も心も、背筋を伸ばし凛として生きていきたい。そう思う。

 ありがとう。