「最近、肌につやがでてきたんじゃあない?」
 「以前より若々しくなった感じがするんだけど何かしてるの?」
 久々に会った知人に言われて思わずニコッ。カーブスに入会して間もなく1年。今ではライフワークになっています。

 私は養護教諭として25年間学校に勤務し、小・中学生に保健指導を行っていました。「バランスのよい3度の食事が大切。」「運動・睡眠・栄養は、健康に欠かせません。」等々。でも子どもたちに話をするたび心の中で自問自答していました。「そういうあなた自身はどうなの?」と。
 

 学校では仕事に追われ、家に帰れば家事・育児に追われ、睡眠時間は約5時間、朝食はコーヒー1杯の毎日。頭はいつもボーっとしていて、会議中はすぐにウトウト。手足は冷たく体温は常時35℃台。鏡をみては、表情に精気がないなあと落ち込んで、情緒不安定になることもしばしばでした。
私にはかなり前から心に決めていることがありました。4半世紀は仕事に打ち込み、50歳で区切りをつけて第2の人生を歩もうと。主人の理解もあって昨年決行。さあ、これからどのように過ごそうかと思案していた時目にとまったのが、「女性だけの30分フィットネス」の広告塔。運動オンチの私でも1日30分なら続けられるかもと、新しい出会いも求めて即体験。


 実は、私が健康にこだわるのにはもうひとつ理由があります。4年前、2つちがいの妹が卵巣がんで亡くなったのです。44歳の若さで。ちょっと太ったのではと周囲の皆が感じてはいたものの、中年太りだろうと放置していたのも発見が遅れた一因。姉として今も無念でなりません。息をひきとる前、妹は薄れゆく意識の中でつぶやきました。「もっともっと生きたかった。」と。だから、妹のぶんまで充実した毎日を過ごしたいといつも思っています。そして、健康の保持促進に努めることは、そのための絶対条件と考えています。

 初対面のスタッフさんは、疾病予防のために筋力をつけること、さらに有酸素運動とストレッチを組み合わせて行えば有効であることをわかりやすく説明してくださいました。笑顔ではきはきとした話しぶりにもひきつけられ、迷わず入会。
 

  最初の1ヶ月間は、めずらしさもあり定時になるとカーブスTシャツに着がえてわが家を出発。計測日には、スタッフさんが数値を示してにこやかに成果を伝えてくださり思わずにんまり。このままスムーズに続けられそうと思っていたのですが...。

 やはり倦怠期はおとずれました。入会して3ヶ月目頃、例年にない猛暑の毎日に今日はパス、今日もパス。起床時から目まいがしたりで、身体も今ひとつシャキっとしません。妹の分も一生懸命生きようと誓ったのに。でもなんとか奮起しなければと考えて、「今年1年でワークアウト150回」と目標を掲げ、手作りがんばり表を作成。幼児と同じ!?でシール貼り作戦が功を奏し、なんとすでに目標クリアー。無理しすぎず簡単すぎない目標を立てて取り組むのもひとつの方法です。以前から続けているウォーキングも1日10,000歩以上と決め、万歩計を身につけて、毎日の歩数を家計簿の片すみに記録しています。歩数が伸びていない日には、夕方家の周辺をひとまわりして沈む夕日をみながら今日も1日無事に過ごせたことに感謝しています。


 そして現在、階段の昇り降りは楽々と。自転車に乗ったまま坂道をこいであがれるようにもなりました。身体もホカホカで冷えも解消。毎年悩まされていたひび、あかぎれも今年の冬はみられません。何より気持ちが前向きになり、チャレンジ精神も旺盛になったことはうれしい変容です。
私がこんなに元気になれたのは、マシーン効果ももちろんですが、カーブスファミリーの笑顔の力も多大です。軽快なBGMにのって体を動かすワークアウトの最中も目があうとにっこり微笑んでくださるメンバーの皆さん。ストレッチをしながら「何年目?」「頑張りましょうね」と声をかけてもくださり、パワーをいっぱいいただいています。

 

 さらに、今年からお花のお稽古やボランティア活動もはじめたのですが、どのサークルにもカーブスレディがいて、カーブスの話題が弾みます。「あのマシーンは苦手なのよー」なんて。にこやかにおしゃべりされるその姿に、人生をエンジョイされているなあ、私もそういう生き方をしたいなあと刺激もいっぱい受けています。
 すでに50代に突入している私ですが、まだ夢をもっています。それは、主人と2人元気に金婚式を迎えること。私のほうは自信満々なのですが、主人は少々弱気。「男性も30分間フィットネス」があったらなんて言っています。今の時代、その職場にもストレスというみえない魔物があちらこちらに潜んでいるよう。だから、帰宅した主人に笑顔を注入!して魔物を追い払うのが私の役目かなと思っています。そして、まずは私自身がいつも笑顔でいられるように、はりきって今日もカーブスへ通います。