カーブスを始めた頃
私がカーブスを知ったのは3年ほど前、50台の後半です。妹がレストランに置いてあったパンフレットを見てダイエットのために通い始めたと聞き、興味を持ちました。
その当時、会社の仕事も忙しくストレスを抱えていて、もっと思い切り身体を動かしてリフレッシュしてみたいとの思いが強かったのです。フィットネスというとこの年齢で...という尻込みもありました。若いときから運動らしい運動や体を鍛えるようなことはほとんどやっていませんし、運動神経が特にいいわけでもありません。
でもパンフレットを読むと、①女性だけのクラブ、②30分という短い時間ですむ、③通いやすい場所にある、④会社の帰りにちょっと寄れる、⑤80歳でも大丈夫などと心惹かれる説明があります。そして嬉しいことに、私の家の近くにもあったのです。
ともかく一度と思い、近くのカーブスを見に行ってみると、土曜日でしたが意外と多くの人がいました。軽快な音楽のリズムにのってマシーンを使い、ボードで体を動かしています。年恰好もさまざまで、男性もいないので気が楽です。これなら私にもできそうだと早速入会しました。
実際に体験してみて一番感動したのは、たっぷり汗をかいたということです。こんなに汗をかいたのは何年ぶりでしょう。わあー、運動して汗をかくというのはなんて気持ちがいいのだろうと心底思いました。30分間でも思い切り身体を動かすことは、日常生活ではほとんどありません。まして、毎日デスクの前でパソコンとにらめっこして、すっかり頭でっかちになってしまっています。そのうえ夏は冷房で身体が冷えきり、冬は足元が寒く身体の循環がとても悪いのです。
現在は退職して家にいますが、その頃は日本橋の職場で仕事を終えてから大急ぎで帰って、6時半ぎりぎりにチェックインしていました。週に2~3回は通うようにしました。今もそのペースは守るようにしています。都合で一週間行けなかったりすると、マシーンを動かすのがとても重く感じます。休んだ後に久しぶりに行くと疲れてぐったりすることもあるので、普段順調に通っていることが、気づかないうちに身体を強くしているのだと実感します。
カーブスでは自分のペースでできるので、きついときはゆっくりめに力を抜いてやり、元気なときはマシーンもインターバルもがんばったりしています。
カーブスの効果と続ける意味
気になる運動の効果ですが、私の場合は体型や体脂肪率などの数値に特に目立った変化はありません。でも数値に表れなくても、身体を動かすことが筋肉の強さや健康につながっているという確かな自覚があります。
また、最初の頃はむやみに動かすだけだったマシーンも、最近は動かしている筋肉を意識してやっています。特に強くしたい背筋やすっきりさせたいウエスト周りなどは意識を強く持って、動かすとより効果があるように思います。
私は長いことヨーガを実践しているのですが、背中をそらせるポーズなどは体が柔軟なだけでは駄目で、腹筋や背筋が強くなくてはなかなかできません。最近は、筋肉が強くなると大変うまくできるポーズがあることが分かってきました。ヨーガの静とカーブスの動でバランスをとりながら心身を鍛えている、ということなのでしょう。
また退職して時間ができたこともあり、最近、社交ダンスを始めましたが、「ダンスがうまくなる体づくり」という記事に、筋力トレーニングで柔らかい筋肉をつけることが大切だと書いてありました。ジムなどでマシーンを使って1日おきくらいにやるのがベストだそうで、まさにカーブスは運動としても強すぎずでぴったりだと思いました。
雰囲気が好き
私の通っている西荻窪のカーブスは2006年にオープンしたそうですが、設立以来というスタッフの方たちが大変誠実で、メンバーへの対応も真摯で親しみやすい雰囲気です。たくさんのメンバーの一人ひとりにあった細心のアプローチをしてくださる姿勢にいつも感心しております。
年に何回か土曜日にさまざまな講習会や催しもあり、私も昨年は2回、ヨーガ教室の講師をさせていただきました。
また、足や腰が辛そうな方や、80歳を超えた方などがマシーンに取り組んでいるのをみて励まされることも多く、こういう運動は一生ものなのだとつくづく感じています。
これからの人生を楽しむために
やっと仕事をリタイアして子供たちも自立しました。自由時間もできたのでいろいろ挑戦したいことがあります。それには体が基本です。せっかくの老後が「今日は体調が悪くて起きられない」では残念ですから、「80歳でもしゃきっと気持ちよく」を目標にして、1日30分のカーブスを細く長く続けていこうと思っています。