2008年、10月下旬、新聞広告に「健康体操教室」というものがありました。私はどんなものかわからないまま「行こう!」と思い、友人のMちゃんを誘って二人で参加することになりました。当日、私たちはドキドキわくわくしながら『カーブス』というところに初めて行きました。最初の印象は(こんなところがあったなんて!)と少し驚きました。店内は清潔でとても好感がもてました。教室の内容は、まず紙芝居で筋肉の大切さを教えてくださいました。私は今まで知らなかったことの恐ろしさをしみじみと感じました。 それというのも、私はウォーキングと食事制限で7キロの減量に成功していたからです。食事制限のダイエットでは、筋肉も落ちてしまうということ。大事な筋肉が落ちてしまうことで、ヒザ痛・腰痛・生活習慣病などにつながってしまうことなどを知り、本当にびっくりしました。もう年齢も五十代後半。これからやってくる六十代・七十代を元気に明るく生きる為、私は筋トレを必ず始めようとこのときに決心しました。
また、いただいた資料の中に筋トレはうつ病にも良いと書いてありました。女性にも必ずある男性ホルモンは筋肉で作られる。これが増えると自信がつき、うつ病になりにくいと書かれてありました。私自身、十九歳の頃より、落ち込みが激しく、縁あって結婚したものの、一度落ち込むと家から一歩も出られなくなり、家事もあまりできなくなりました。現在は精神安定剤を服用しています。筋トレがうつ病に少しでも良いとわかると、私は早速入会手続きを済ませました。
2008年10月26日より、私のワークアウトがスタートしました。
車を持たない私の交通手段は「自転車」。片道15分の道のりを通いました。雨の日は休むのがもったいなくて、すぐにカッパを購入。それを着て通いました。鹿児島には珍しく大雪が降った日は、40分かけて歩いて行きました。決めた日は必ず通いました。雨にぬれた日も大雪で40分かけてようやくたどり着いた日も「ひろみさん、よく来たね!今日も頑張りましょう!!」とスタッフの元気な明るい言葉に「来て良かった!今日も頑張ろう!!」と前向きになれました。そして30分のワークアウトを終えて帰る頃には、すがすがしい気持ちで自転車をこいでいました。
カーブスマガジンの中に「カーブスへ行こう!」と気持ちが高まるとノルアドレナリンが分泌され、運動中は楽しくて、わくわくからドーパミンが分泌され、運動後にはセロトニンが分泌されます。このように汗をかいて、気持ちがスッキリし、運動することがうつ病の予防に意味があると書かれてありました。目には見えないけれど、私にもこの神経伝達物質が出ているのだと信じて頑張りました。
カーブスに通い始めて週3~4回のカーブス生活も1年4ヶ月になりました。雨の日には、「今日は休んだら?」と心配する両親に「ありがとう。でも頑張るわ!」と言葉を返し、1回1回のワークアウトの継続が必ず成果につながるんだと信じて頑張りました。気がつくと、いつのまにか落ち込むことも、家に閉じこもることもなくなっていました。また、何事にも前向きに、明るく取り組めるようになっていました。これまで何をやっても続かなかった私でしたが、老後の健康のためにもこのカーブスだけは続けてこられたし、これからも頑張り続けようと強く思います。先日、ふと思ったことがあります。どんなときもカーブスを続けてこれた。私にも出来るんだ。という自信のようなものがわいてきました。今、私はうつ病という病気をもちながら、社会復帰を目標にデイケア、就労に通っています。これらの日々も楽しく前向きに取り組んでいます。『体が変われば心が変わる。心が変われば毎日が変わる。毎日が変われば人生が変わる。』カーブスの教え通り、私の人生はとても前向きに、明るいものに変わりました。単調な就労の仕事も午前、午後合わせて五時間、楽しくできます。デイケアにおいては、まわりのメンバーさんに笑顔で明るく接するようになりました。カーブスにご縁があって本当に感謝です。これからもMちゃんと楽しく頑張っていきたいと思います。
そして、十年、二十年後も今のまま元気で明るく輝いている自分でありたいと思います。