「お前の1㎏、1㎝は誤差の範囲だろう・・・」
ショックでした。カーブスに通い始めて1カ月、そしてまた1カ月と順調に体重も減り、数字の上では入会して即、効果が出たかのように見えました。久しぶりに会う友達や京都に住む妹夫婦にも、
「えーっ!!痩せたなぁー!!」と言われ、「えっ!?えっ!?」と言いながら。内心嬉しく『やっぱりねぇ!!』と自分でも体の軽さを実感していました。そんなある日の計測日、主人に「また体重が1㎏減ってた。」と私の報告に、「お前の1㎏、1㎝は誤差の範囲だろう!?」主人の厳しい言葉でした。
友達や妹夫婦の言葉はお世辞だったのか?社交辞令だったのか?自覚していた体の軽さは気のせいだったのか?本当にショックでした。
カーブスに通い始めた目的はもちろんダイエットもありますが、一番の目的はコレステロール値を下げること。健康診断で高脂血症と診断された私のコレステロール値は基準値を遥かに超えていました。特に食事には気を付けていたつもりなのに、なかなか継続できない意思の弱さ。カーブスの前を通ったり、カーブスの折り込み広告を見る度に、入会しようかどうしようかと思案しましたが、きっかけと勇気がなく、時間が過ぎて行きました。
血液検査の結果「薬を出します。飲み続けて下さい。」とうとう言われてしまった医師の言葉。どうしても薬の力に頼りたくない私は「半年、猶予を下さい。」とお願いし、カーブスへの入会を決心しました。
初日のカウンセリングで今までの思いや、悩みを全てぶつけて入会しました。
「大丈夫です!体型も変わったし、コレステロール値も下がった方がたくさんいらっしゃいますよ!」その言葉に肩の荷がおりたような気がしました。
いい感じに結果がついてきていると実感し始めた半年後、再び血液検査の日。とても楽しみでした。自信がありました。必ずコレステロール値も下がっていると・・・。
「やはり、薬を飲みましょう!全然下がっていません!」
『えっ!?半年も頑張ったのに・・・あれだけ頑張ったのにどうして・・・』耳を疑いました。『私は、運動ではコレステロールは下がらない体質なのか・・・』一度は諦めかけましたが、それでも更に半年頑張ると約束し、病院を後にしました。
がっくりと肩を落とし、その足でカーブスへ向かいました。扉を開けるなり、スタッフさんの一人に「聞いて下さいよー!今、血液検査の帰りなんだけど、コレステロール値が全然下がってなかったー!ショックー!」特に返事に期待をしていた訳でもなく、「ほとんどのメンバーさん、下がったって言われるんですけどねー?どうしてでしょう?」などど、在り来りの返事が返ってくるものだと思っていました。すると、そのスタッフさんは「えーっ!?ショック!!私もショックです!あれだけ頑張っておられたのに・・・」と共感して下さったのです。在り来りの、口先だけの言葉を掛けるのではなく、こころからメンバーのことを思い、そして今まで頑張ってきたことを認めて掛けて下さる言葉には、本当の温かさを感じました。そんな心から信頼できるスタッフさんに出会えたことを幸せに思い、『もっともっと頑張って、絶対に結果を出してやろう!』そう改めて決心しました。
カーブスに通い始めてもう一つ感じている変化は、何事にも前向きに考えられるようになったということ。私の義父は13年前仕事の事故により下半身不随となってしまい、以来車椅子で生活をしています。と同時に家族は介護生活を余議なくされました。幸い義母が介護の全てを引き受け、他の家族は通常通り仕事を続けることができました。『お義母さんには、いつまでも元気でいてもらわないと・・・』そう思っていた矢先、義母が脳内出血に倒れ突然の他界。5年前の出来事でした。
私は20年務めた会社を辞めることになり、専業主婦へと一転。家事と介護に追われる毎日となりました。会社勤めをしていた時とは違い、家にいると化粧をすることもなく、服装と言えばTシャツにジャージ姿。お洒落をすることもなくなり、これでは一気に老け込むことは間違いなく、加えて体と言えば1シーズン1サイズの勢いで大きくなり・・・。
「私の体、もう限界だね!?」
「限界なんて、もうとっくに超えている・・・!」
これもまた、主人の厳しい一言でした。結婚以来、10数㎏太ってしまった私には、返す言葉がありません。ストレスは溜まり、外へ出るのも億劫になり、食事の支度さえ面倒臭いと思うようになりました。家族が学校や仕事から帰宅し、夜の食卓と言えばみんなとても楽しみなはず。(私自身そうだったので・・・)
『今日の晩ご飯、何だろう?』家族を裏切るような手抜き料理。文句を言うものは誰一人いませんが、『がっかり・・・』に違いなく・・・
部屋の隅にほこりが踊っていても『まっ、掃除は明日でいいか・・・』と先延ばしにする有り様。これでは、主婦失格ですね。このままで、いいはずがありません!
義父をおいて、長時間家を空けることのできない私にとって、カーブスのワークアウトはたったの30分。持ってこいの場所でした。毎日決まった時間に化粧をし、生活も規則正しくなり、カーブスの帰りには『今日の晩ご飯は何にしようかなぁ・・・?』と、あれだけ面倒臭いと思うようになっていた食事の買い物も楽しくできるようになり、気持ちも前向きへとなりました。
そして血液検査から半年後、再び検査へ。内心ドキドキでした。これでダメなら薬を飲もうと決め病院へ。検査の結果・・・
なんとコレステロール値は基準値内におさまり、医師に何をしたのかと尋ねられました。
「1日30分、きっちり運動しただけです!」私の誇らしげな顔。
「カーブスか?あそこはいいらしいねー。」と医師の太鼓判。
「絶対に続けて下さいよ!」もちろんです。
家に帰り、主人に報告。そして、しみじみと「痩せたなぁ!!」主人の言葉。以前の厳しい言葉ではなく、決して嘘のない優しい言葉。全ての人から認められた思いでした。主人の厳しい言葉の裏側には、『ここで諦めるな!!』という励ましの思いが込められていたことは、心の中で分かっていました。そういう意味では、主人と二人三脚なのかもしれません。
入会して1年。もちろん、効果には個人差があります。私自身、今現在長い長い停滞期が続いていますが、決して諦めません。カーブスは私の心も体も変えてくれました。そして、周囲の人達に支えられ、色々な障害を経て頑張ってきて、やっと小さな芽が出始めたばかり。
満開になるまでは止める訳にはいきません。いえ、満開になってもずっとずっと咲き続けたい。
主人の為、子供の為、心身共に、いつまでも若く、健康でいたい。
そして何よりも自分の為に・・・。