50代に入り、毎日の疲れがなかなか取れなかったり、頻繁に風邪をひいたりするようになり、見かねた友人が、「母がカーブスに通っていて、体調いいみたいだから、行ってみたら?」と誘ってくれました。

 母って80歳近いのでは?年齢の幅がずいぶんと広いんだなと思いつつも、通勤途中の乗り換えの駅にちょうどカーブスがあり、体験に行ってみました。確かにいろいろな年代の人がいましたが、私にはちょうどいい運動量かなと思い、週に2回から3回ぐらいでしたが、通い続けて調子も良くなりました。そして10年ほどたった頃に定年退職となりました。

 仕事を辞めてみると生活が一変しました。それまでは電車通勤で、朝出勤し夜帰宅する生活で、知らぬ間に階段の上り降り、駅までの移動、仕事中の移動と体を動かしていました。それが家にいるようになると電車に乗ることもなく、外出の機会も激減、出かけても近所のスーパーぐらいで、ある日スマホでその日の歩行数を調べたらなんと76歩!自分でも情けなくなりました。

 やはり日常的にも運動しなければと、自宅の近所にカーブスがあることがわかり、そこに籍を移し通うことにしました。毎日が日曜日なんだからさぞかし通えるかと張り切ってスタートし、新しい会場でも、コーチの方々に暖かく親切に声掛けしていただいて、順調な滑り出しでした。

 ところが毎日予定のない生活は、自分自身で予定を立てないとなんとなく一日が過ぎてしまい、いつでも行けるので逆に、「今日は行かなくてもいいかな」とつい自分に甘えて、思ったほど行くことができませんでした。

 私生活の方も長年続いていた介護生活も終わりを迎え、息子たちもそれぞれ独立し、益々自分自身の時間が増えました。気が付くと大好きな韓国ドラマなど見ているうちに、夕方を迎え、このままでは無駄に時間が過ぎるばかりと生活の見直しを考えました。

 そこで、今まで週末に長く関わってきた多言語の活動にもう少し力をいれてみようと思い、コロナで中止になっていた夏のホームステイのプログラムが再開されることを聞いて、思い切って申し込み、長年の夢の実現に一歩踏み出してみました。

 しかし決めたのはいいのですが、今度は何かと忙しくなり、カーブスは週に最低でも3回は行くことを目標に予定を立てましが、予定は予定で、その日になって打ち合わせが入ったり、特に土曜日、月曜日に多言語の活動に参加しているので、週末に3日ぐらい連続でカーブスに行けず、ともすると一週間ぶりの参加という日もありました。
 
 そんなある日、店に貼ってある「おうちでカーブス」のポスターが何気なく目に入りました。初めは、店に通っているのだから私には関係ないと思いっていましたが、Wプランの文字を見て、あれ、会場に来られない日はおうちでカーブスをやればいいのかな?と考えが変わりました。

 おうちでカーブスは6分、15分、30分、ストレッチといろいろなメニューがあり、もしかして短いものや、ストレッチなら毎日できるかなと思いました。

 そのころYouTubeで寝る前のストレッチや、ヨガなど見てやっていたのですが、いい番組があっても、うまく同じものが出せなかったりしてスムーズに行きませんでした。それなら家で、好きな時間に、タブレットを立ち上げてすぐに出来るのは、今の生活に合っているし、料金も一定なので毎日やればすごく割安になることもわかりました。
 
 そこで早速申し込み、スタートしたのが半年前でした。それまでは週末、店に行けなくて翌週行くとまたゼロから体がスタートする感じでマシンを動かしていたのですが、店に通う日にちが空いたとしても、その間、短い時間でもおうちでカーブスをやっているので、まるで昨日も来ていたかのようにスムーズに体が動くことに驚きました。

 またウエストをねじる動きも結構あるので、鏡で見てもくびれが出てきたり、たまに出る膝の痛みも、前より軽減され階段を上る前の「階段かーー」という憂鬱な感じも、抱かなくなりました。忙しくてくじけそうになっても、タブレットの中のコーチが6分でも、続けることが大切ですよという言葉に励まされています。今は店に通うことと、お家でカーブスを短い時間でもやる事を目標に続けています。
 
「毎日が日曜日生活」も徐々にバランスがとれてきて、暮れには初孫も生まれ、手伝いに行ったりと楽しみも増えました。また夏の海外ホームステイに向けても健康と体力維持は必須。定期的に配信される、たんぱく質レシピなども再現しながら、これからも自分のペースで「二刀流」でカーブス生活をエンジョイして行きたいと思います。