私がカーブスに通いはじめた理由は、体力が落ちて仕事に支障をきたすようになったと感じたからだ。
私は学校給食で仕事をしている。以前は作れていた量のおかずが混ぜることが難しくなり、こがす寸前までなってしまったのである。前々から会社の人から誘われていたし、運動もしたかった私。しかし、自分の両親の介助や、病院通い、主人の両親の買い出しや病院の送り迎え。時間もないし、それ以上に、自分のために使うお金の余裕がなかった。
しかし、仕事が出来なくなったら収入がなくなるわけで、自分のためにお金が使えないなんて言っていられない。体験だけでも行ってみようと思い、そのことを当時中学三年生の娘に話すと「私も行きたい」と言ったのだ。
実はうちの娘、あることが理由で中学校に通えなくなっていたのだ。親としてはなんとか外に出て欲しかった。娘と一緒になにか出来ればと思い、学生でも通えるジムを探していた。それがカーブスでは出来る。わたしにとっては、願ったり叶ったりだった。そうして通いはじめたカーブス。
もうすぐ二年になるのだが、小さな変化はあるのだが、目に見えて体力がついたとは思えない。あわよくば、痩せてくれたり...とおもっていたのだが、全く痩せる様子はない。会社の同じ年の上司(女性)からは、「これだけやっても結果がでてないならやっても無駄」と言われる。
身体の結果だけみれば、上司の言う通りなのかもしれない。
しかし、更年期症状が出始めている私が現状維持できているのは、カーブスのおかげだと思う。
私は、主人の両親と自分の両親の介護をしなければならない身である。親を見送るまでは元気でいなければならない。それが自分に課せられた使命だと思っている。今までは、自分のためにお金を使うことはいけないことだと我慢していた。
しかしその考えはカーブスに通うことで変わっていった。自分が元気でいること、心穏やかであることは、家族のためでもあることだった。
カーブスに通うことで、私と娘の精神状態は良い方に保たれている。高校生になった娘は、今でも学校に行けない。週一でも通えないのだ。
しかしカーブスには週二通っている。店長がいつも娘の心によりそい、話を聞いてくれているからだ。娘より十歳ほど年上なのだが、娘のことをよく理解してくれている。娘もそれがうれしくて、心の支えになっているのだろうと思う。
私も、店長やリーダーには助けられている。会社ではストイックな上司に「あなたは自分に甘い」と言われ続け、自分はダメな人間なんだと落ち込んでいる。その気持ちをプラスにしてくれる場がカーブスなのである。
カーブスの結果がはってある教室では一番目に
『迷ったら、一歩踏み出してみる』
とある。「動きたくなくなったら、くつ下をはいてみる。服を着てみる」と小さく下に書いている。小さな動きでもやってみると、心が前向きになっていくということだろうか。
私は、マシンに乗りながら、その言葉を読む。すると不思議だが心がリセットされているのだ。
自分も娘も助けられている。
親子で通えて、親子で会話ができる場があるのは、思春期の子を持つ親としては有難いことである。
現状維持。できればもっと元気に。
カーブスの店長・リーダー、皆さんに感謝である。