"昨日、卒業式が終わったよ"と関西に住む長男からの電話で私まで穏やかな気持ちになりました。"お母さんカーブスで20キロ痩せたんだって?すごいなぁ""そうなのよ"と...みんなに心配をかけたことを思い出しました。
私は二男一女、3人の子供たちが大学を卒業し娘は大学院まで行き就職先が決まったと報告を受けた時はスーパーの駐車場で主人と抱き合って喜びました。"お父さん、お母さんお疲れさまでした。ありがとうございました"と次男が言ってくれました。子供たちが独立してから父が亡くなり2019年9月。"○○さんごめんなさい""○○さんごめんなさい..."私は子供たちの名前を繰り返しながら涙が止まらず自分を見失う状態に陥ってしまいました。そんな時、帰省していた娘に付き添われ買い物に行った先でカーブスの勧誘を受けました。コーチらしい女性の笑顔に惹かれ私は通いたくなり、娘も背中を押してくれました。学生時代からの親友のHさんが続けていることも知っていたので後日説明を受けた時には入会とプロテインを飲み始める決心をしているほどでした。カーブスに行くとそのMコーチに声を掛けてもらい、夕方には仕事帰りの娘が電話をくれました。初めての計測では体重82.2キロ、左膝痛もあり身も心も限界でした。
2020年、コロナ禍カーブスが休業となり私はWebでカーブスの部屋トレ、ストレッチを続けていました。母の認知が進み介護施設もショートステイから長期入所が決まり私はカーブスに復帰でき、2ヶ月後には次男の嫁と孫と出先で7千歩買い回りできるほどになり"ヒールで歩けました"と成果を掲示してもらえました。
昨年3月。新潟の義母が体調を崩し高齢で治療不可能の中、私の母も脳出血で緊急入院となり心配な日々が続き退院後には私のことがわからなくなっていました。また主人がかかりつけ医に"糖尿病です"と言われ、腰痛から脊柱管狭窄症とわかり生活の見直しが余儀なくされました。7月末には母の変調から脳腫瘍が見つかり肺癌からの転移によるもの、余命宣告、緩和ケア病棟への申し込みの薦めと担当医からの話に受け入れ難い時に8月初め義母が97歳で亡くなりました。諸事情により面会も葬儀にも行けませんでした。
その頃、福岡に住む姉も私の勧めでカーブスの筋トレを始めました。母が50代で運転免許を取ってプールに通っていたのを思い出し私たちも見習おうと確認し合いました。
9月半ば高熱と呼吸困難で緩和ケア病棟に入院となり、酸素マスク装着で次の日、担当看護師Nさんが"娘さんベッドごとお散歩に行きましょう。帰りにあそこにあるピアノを弾いて下さい"と提案に病棟の入院申し込みをしたと同時に計画が立てられていたことに気付きました。私はその通りピアノを弾くと母は真剣に見つめていたようです。その夜姉が福岡から来て"カーブスに行って"と言ってくれ、またナースステーション全体でも私がカーブスに通うことが周知のとおりになり、"行ってらっしゃい""お帰りなさい"と声を掛けてもらえました。中にはカーブスに通えなくなったと医療現場のたいへんさも知りました。そして病室から見えるドクターヘリの発着にもこんな時に母と過せる事が幸福にさえ思え、周りの方々のサポートに心が熱くなっていました。10日を過ぎた頃からNさんにそう長くはないと聞かされ、"お母さんも時を選んでる"と教わりました。心の辛をぐっと押さえて私はそのままカーブスに行き、入口で"幸せホルモン注入しに来ました!!"と叫びました。コーチたちも"来れましたね"と。その2日後、朝からいつもと違う母の様子に側を離れられず、どうしよう...病室の外を見たりたまらなくなっている時、Nさんが出勤して私は堰を切ったように話すと"娘さんの身体が大事、カーブスに行って来て"の言葉に私は走りました。ワークアウトだけやってコーチへの挨拶もそぞろに病院にもどりました。その日の深夜、看護師Nさんのもと、私と主人に看取られながら母は亡くなりました。たくさんのありがとうが言えました。
こんな怒涛の日々の中でも私は目標回数を達成し続け、10月初め計測を受けられました。ワークアウトでSSコーチに母のことを話すとSSコーチは黙って膝をさすって下さいました。その手の温さを忘れません。
今年になってお餅やお菓子をいただくことがあり、SSコーチに相談するとそのアドバイスが私に最適で今では常食になるくらいです。またかかりつけ医にそれだけ痩せたら心臓に負担ないし内臓脂肪も減ってるはずなので血圧とコレステロールの薬はやめてOK!その調子で行きましょう。カーブスすごいねと言ってもらえました。また食いしん坊の私たち夫婦にはたんぱく質12点はわかりやすく、主人も14キロ痩せて"糖尿病ではありません"と言われ腰痛も緩和され、動きやすくなった体で近隣の公園で2㎞歩いたり、家庭菜園を楽しんだりできています。
そしてカーブスでは素敵な女性たちがいます。カーブスに入会して初めて声を掛けてくれたKさん。今では主人に"今日はKさんに会えた?"って聞かれるほど。ストレッチの大切さや感謝して生きることなど言葉の宝石箱のようなMさん。成果に拍手して一緒に喜んでくれるリバティYさん。お互い励まし合える愛情深いIさん。カーブスレシピのお薦めを教えてくれる心優しいSさん。お水飲むのが1番ねと成功例を話せるEさん。別格のワークアウトで私の模範者Nさん。SSコーチをはじめ、毎月のご褒美メニューに共感して盛り立ててくれるNコーチ。元気な声でOKですとほめてくれるMSコーチ。昨年末で請西に異動になった憧れの美脚Mコーチ。横浜の私の親友Hさん辛い時一緒に泣いてくれてありがとう。福岡の姉Yさんいつも力になってくれてありがとう。みなさま、これからもよろしくお願いします。
カーブスに通えていることに感謝です。
"カーブスってかあさんブス?"と主人。"いえいえ、ちがいます!!見て!!カーブスに通ってできたこの曲線美!!"とポーズをとる私。"お母さんこのごろ何だか楽しそう♡"by娘。
佳作
「カーブスに通えることに感謝 カーブスフル活用の毎日」
カーブスって
どんな運動?
2022年の他の作品を読む