2020年1月9月の出来事
この日は私にとって生涯忘れられない出来事が起こった日なのです。
長年、楽しんできた趣味である社交ダンスの練習中に、突然、背中に激痛が走り、その場に倒れてしまったのです。いったい何が起きたのか頭の中は真っ白になってしまいました。何とか夢中で車を運転して30分余りの道のりを家まで帰りました。背中の左肩甲骨の下がピリピリ・ズキズキしていて、一向に治まる気配がありません。その夜は痛みの為に一睡もできないくらいでした。健康には自信があり今まで病気らしいものは経験した事がない私にとって、なぜこんな事になってしまったのか思い当たる節は全くありませんでした。
その翌日にはとにかく痛みの原因は何か知るために、まずは整形外科に行くことにしました。幸い骨には異常がないことが分かって一安心しました。痛み止めの注射、及び湿布と痛み止めの薬を処方してもらい帰りました。
お医者さんへ通院の日々
ところが、痛みは少しも治まらず、何か他に原因があるのではないかと考えました。そして、以前に経験した帯状疱疹に痛みが似ていたので、今度は皮膚科に行くことにしました。先生はすぐには診断できないと言われましたが、とりあえず痛み止めの薬を出してくれました。それでも痛みは一向に収まる気配はなく、夜も寝返りも打てずずっと同じ姿勢で休んでいて数日が経ちました。
藁をもすがる思いでペイン痛みのクリニックに行くことにしました。痛みに関しては専門分野の先生でしたので痛みを緩和する注射を何回かする中で大分楽になってきました。
神経障害性疼痛ではないか
かなり痛みは軽減されてきましたが、今度は左腕まで痛みが広がり手にも力が入らなくなってしまったのです。どうしてここまでこじらせてしまったのか色々と冷静に考える時間が必要でした。
そして、思い当たる原因として、一つは先月12月地域の特産品である枯露柿づくりの作業(例年の倍以上の柿の収穫)で肩こりが自覚できないほど凝ってしまって疲労がピークに達していた事。もう一つは趣味のダンスサークルの発表会で成功させるべく神経を使ってそれがストレスとなっていた事でした。その肉体的疲労と精神的疲労のその両方が重なったのではないかと...。
自分なりに色々調べる中で「神経障害性疼痛」という病気があることを知りました。感覚神経が障害によって生じる痛みで、神経が過敏になり、痛みの信号が出すぎてしまう状態になることだそうです。簡単に言えば神経が痛みに異常に反応して起こるのです。たぶん、この病気に間違いないと私は確信したのです。
鍼灸・マッサージ院に通う
いつまでたっても良くならないので、家族や親せきも心配し、鍼とかお灸とかの治療はどうかという事でそこへ通うことになりました。その先生は大変経験豊富な先生でスポーツ医療にも詳しく、私の症状から最適な治療をしてくれる事になりました。鍼とお灸を組み合わせた治療と肩こりを和らげるマッサージ等でした。全く痛いとか熱いとか言う事はなく、私の症状は時間がかかりましたが確実に快方に向かっていきました。
寝たり起きたりの状態が2か月ほど続いたので足の筋肉が衰えると聞いていたので、ウォーキングを頑張ることにしました。始めは散歩程度にすれば良かったのについ向きになって坂道を登ったり下ったり...。その結果、今度は膝を痛めることになってしまったのです。
又、再び鍼灸・マッサージ院のお世話になることになってしまいました。先生が、「これからは痛みが出たら止めましょう。無理は絶対禁物です。加減しながら続けましょう。膝の為に筋肉をつける運動が大事です。」と言われました。
カーブスへの再入会
コロナ禍の中で運動不足もあり、体重も3キロほど太ってしまった為、以前通っていたカーブスの事を思い出し、再入会することにしました。約2年間のブランクがあったので恥ずかしい気持ちもありましたが、思いきって行ってみると、顔見知りのスタッフさん方もいて温かく迎えてくれました。膝の痛みがまだ少しあることを話すと、とにかく無理はしないで下さいと、マシンはゆっくりで良いですからと言われました。以前使っていたカーブスの会員カードもちゃんと保管してあって、それを渡されたときには驚くやら嬉しいやら本当にまた来て良かったと思いました。
1ヶ月ほど続けるうちに膝に痛みもなくなり、どんどんマシンが動かせるようになりました。それが嬉しくて週に4~5回通うまでになりました。カーブスで以前から通っている友人とも挨拶を交わしたり楽しい毎日が送れるようになりました。
またスタッフの皆さんがマシンの使い方だけではなく筋肉をつけるための栄養指導でたんぱく質を摂る重要性を教えてくれ、意識して摂れるようになりました。
今年になってもまだまだコロナの影響で競技会はほぼ中止となり、好きなダンスの練習もままならない毎日ですが、カーブスだけはしっかりコロナ対策をする中で通えて幸せです。
そして、再び好きなダンスを楽しんだり、また、競技会に出場できる日を夢見てこれからもカーブスに通って体力づくりに励みたいと思います。