毎年、新年の抱負の第一は、「健康で過ごすことができますように」ということです。そんな私がカーブスの門を初めて叩いたのは、42歳のこと。学生時代はそれなりに鍛えていたものの、今では歩く機会さへ減ってしまい、このままでは年齢とともに足腰の筋力も弱るのではとの懸念から、運動を始めることにしたのでした。当時の私は、通勤の自転車だけが唯一運動らしいものという、典型的なロコモ予備軍に陥っていました。
職場では、慢性的な運動不足が起因する生活習慣病になった先輩や同僚もいて、余計に危機感があったのかもしれません。何より、身体は、生きているものにとっての基盤です。周囲を見回しても、元気な方は、やはり運動を続けていらっしゃる方が多いのです。これは、是非とも何かしなくてはと、手軽にできるものはないかと探して辿り着いたのが、カーブスでした。入会後2年余り熱心に通いましたが、仕事の都合から終了時間に間に合わなくなり、残念ながら退会。再び、運動から遠ざかった生活に戻ってしまったのです。通っていた時は、月に一度、コーチに計測をしてもらい筋肉量が増えたことや体重や体脂肪が減ったことに一喜一憂していましたが、実際にやめてみると、微妙な身体の変化が出始めていたことに驚かされたのです。今まで、健康を保ってきたつもりでしたが、身体の感覚が普段の軽やかな感じとは違い、首や肩の筋肉は何となく凝った感じがしましたし、スタミナは確実に落ちていました。また、それに伴って、気持ちの活発さも今一つでしたから、やはり、心と身体は密接に繋がっているのだと思ったものです。身体を動かすことで、気分や考え方まで前向きになっていたのです。おそらく、カーブスで、日々心身の凝りをほぐすことができていたからでしょう。各々のペースで身体を注視する時間を持つことは、とても大切なのだと認識しました。
そこで、1年ほど前、帰宅時間に余裕が持てたこともあって、40代のうちに自分の身体と真摯に向かい合い、今後、どうしていくかを考えることにしました。流行のホットヨガや本格的なジムへも健康志向の友人から誘われましたが、一回ごとに2、3時間ほどとられるのは、仕事帰りのトレーニングとしては少し酷なことなどで躊躇していたのも、さらに運動から縁遠くなる原因でした。しかも、私自身、典型的なインドア派で、部屋で一日中書道や絵手紙を続けていても苦にならない性分も手伝い、家族の方が身体に不調が出るのではと心配してくれたのでした。
少しだけ勇気を出して行った4年ぶりのカーブスは、アットホームな雰囲気もそのままで、すんなり入り込むことができました。早速、サーキットに入って久々にマシンを使いました。まったくの初心者同様にコーチがついて、初めから説明してくれましたので、不安もなく、2台は新しいマシンに変わっていたこともあり、一層使いやすくなっていました。「やはり、私にはカーブスが合っているな」それが、久しぶりに体験した第一印象でした。驚いたことに、私のメンバーカードもそのまま保管してくださっていて、「会員番号は変わらないから、こちらを使ってね」と言われたときは、正直感動しました。
カーブスではサーキット内を2周しますが、体調によって平気なときもありますし、2周がとても長く感じられ、きついときもあります。そういう日は、疲労気味なのだと身体の声を聞いてあげて、ゆっくり動かすようにしています。幸い、今年に入ってから、トレーニングをきつめに行う日はピンク、ゆるめに行う日はブルーの印をつけてサーキットに入りますので、コーチも理解してくれて有り難いです。また、マシンの可動域が気づかないうちに小さくなっているときは、コーチから「もっと可動域を広げて早めに動かす方が、効果が出ますよ」と、的確なアドバイスをいただいたり、「足踏みの時は、上半身が上へスーッと引き上がる感じですよ」と明るい声で叱咤激励されたりします。いつもより回数を頑張ってワークアウトができた日は、嬉しくなります。メンバーさんの中には、マシンをとても上手に使われている方もいらっしゃるので、密かにお手本にして見習っています。素早い動作で息を吐きながら上げて、息を吸いながらゆっくり下げる、マシンを緩急つけながら筋トレするのも最初はとまどいましたが、今はだいぶ慣れました。毎回、同じ時間帯に行きますと、何人かのメンバーさんとは顔馴染みになります。皆さん、年齢に関係なく気さくに接してくれますので、自然と心地良い空間ができます。話している内容も、私が聞いたことのない話題もたくさんあって、勉強になります。
カーブスに来られる方は、自分の価値観をしっかり持たれていて、生き生きとされていますので、私も幾つになってもこのようにありたいと、目標になっています。しかも、大雨や台風の日でも、メンバーさんのどなたかに会うことができるのです。皆さん、日常の忙しい時間をやりくりして自分の健康のために通われていますから、必死です。先生の言葉を真剣に聞いて、理解するよう努めて、身体を夢中で動かす。他人と比べて劣等感や優越感を持つこともありません。それもあって、自分が悩みもがいていたことが、実はとても小さな世界の中での出来事だったのだと気づかされることも多々あります。この新しい気づきは、私も自分にしかできないことを、今までとは違う観点でチャレンジしたいと考えるきっかけになりました。
カーブスで体力と脚力に自信がついた私は、再び、マラソンに挑戦しています。高望みはやめて、「今回は、歩かないようにしよう」くらいの軽い気持ちで、マラソンを楽しむことにしました。青空の下、美しい海岸線を走るとき、健康であること、家族や職場、友人たちに恵まれていることのすべてが、たいへん尊いことなのだと実感しています。カーブスのお陰で、心身とも柔軟性も養われ、怪我等もなく、マラソンを続けることができるのだと思っています。まだひよっこのとろとろランナーですが、記録より制限時間内での完走を目指して頑張ることにしています。
さらに、カーブスで教えていただく運動後のストレッチは、ストレッチの基本のやり方を一から勉強できます。見様見真似でやっていた初心者の私も、今では基本のメニューを自分なりにアレンジしたものを、筋肉の動きを意識しながら就寝前に行っています。生涯元気な身体作りを目指して、精神ともに安定した良い状態を保つためにも、運動の積み重ねは必要不可欠だと感じるこの頃です。
再入会して、そろそろ1年になるカーブスですが、通い始めると毎回爽快な気分になり、お陰ですっかり習慣化しました。今は、1週間の内に何回通おうとまず目標をたてて、できる範囲で通うようにしています。カーブスはその場所へ行けば大勢の仲間たちがいますので、モチベーションも倍増します。今日も仕事帰りにカーブスへ行き、良い汗をたくさんかいてきました。次なる目標は、興味を持ちつつある母に入会してもらい、カーブス談義に花を咲かせることです。
運動する楽しみをもう一度与えてくれ、更なるステージへ送り込んでくれたカーブスに、私は心から感謝しています。皆様もたくさんの仲間を見つけて、充実したカーブスライフを送ってほしいと思っています。