暖かい彼岸なのに、所々に残雪のある生家のお墓参りに行きました。
昨年秋のお墓参りの時には、一気に体力の衰えを実感してショックだったので、以前のように楽に野道を歩いて行けたのは、カーブスに行き始めて日が浅いけれど、その成果かなと窃かに喜んでしまいました。
60年前に、母は中1の長女の私の他に妹3人を残して36歳で亡くなりました。私が母の亡くなった年齢になった時に父が脳梗塞で倒れ、25年間の在宅療養後、私の定年退職の1ケ月前に亡なりました。退職後は介護中心の生活でなくなり、その後もご縁があり、更に十余年も仕事をさせていただき、半年前に50年近く続けた仕事を離れました。急に生活リズムが変化して、体に力が入らないような気持ちが萎える日々に。
そういう日が必ず来るから、現職の時から趣味や生き甲斐をとの先人達の言葉を、身をもって体験させられました。
そんな時にカーブスの存在を知りました。体を動かせば気持ちも変わるかなと、ジムや施設等も数ケ所見学してみました。無理なく続けられればと思い「女性だけ」「30分」「自分の都合のよい時間に」「コーチの存在」「創業者の理念」「車で通える距離」等々に納得して一歩踏み出してみることにしました。
転居して知っている人は誰もいなかったので「続けられるかな?」と緊張と不安と期待の複雑な心境で体験をスタート。
最初にお世話してくださった優しいコーチが頼りで、次に行った時もコーチの姿が見えないと、子どもがお母さんを探すみたいに緊張してキョロキョロ。コーチの方は、私と同年代ではなく、孫か娘のような若い方ばかりなので、とても気持ちが和みます。年齢は若くても、私にとっては師であり、頼れる優しい心の母なのです。
はじめての日に、はじめてお目にかかるメンバーさんが、以前からの友達のように、親しく笑顔で声をかけてくださり、肩の力が抜けて気持ちが軽くなったのが何とも不思議でした。
ある日、交通渋滞もあって駐車場に着いたものの、午前中の終了時刻に30分弱になってしまいました。迷惑をかけるので、そのまま帰ろうかと迷いつつ、断られるだろうと思いながら「これからでも大丈夫ですか?」との確認に快諾していただきました。その様子を離れた所で見ていた知らないメンバーさんが「えらい、えらい、来ただけで立派!」とニコニコしながら大きな声をかけてくださいました。
私は思いがけない展開に安堵し、とてもほっこりしたことが今でも忘れられません。私はまだ初心者マークですが、5年、10年と続けていらっしゃる方の話を聞くと頭が下がります。でもそれ以上に長く続けられるように親身になってサポートしてくださるコーチの存在を偉大に感じます。
多くの方々が「健康になりたい」「元気でいたい」「やせたい」「〇〇ができるようになりたい」と素敵な夢に向かって頑張っていらっしゃると思います。私はスタートしたばかりなので、計測値等がすぐに好転しなくても、ふつうにしていれば下降する現状が少しでも長く維持できればと、週3~4回を目標に楽しく通うことが生活の一部になりつつあるところです。
成果が着々と上がり、計測値でも確認できている方、笑顔で楽しそうに情報交換されている方、コーチに両手を持っていただきながら頑張っている方、様々な光景に励まされています。
「体が変われば心も変わる」と言われますが、私の場合は「心が変われば体も変わる」と言う感じのようです。
短かった母の命のちょうど倍になりましたが、母の分まで、子ども達や孫との時間が一日でも元気で長く過せることが、今の私の一番の願いです。
カーブスに行く道の街路樹の「花水木」はまだ堅い蕾ですが、もうすぐ満開になるのを楽しみにカーブスに向います。
明日は、どんなドラマがあるでしょうか?
佳作
「私のカーブス日記」
カーブスって
どんな運動?