「ヒーローは、ここにばっかりいるはずよ」と姪に言われた。新しくオープンするカーブスの事を彼女は言った。「○○までにね」と黄色く甲高い声は確信に満ちあふれていた。
4ヵ月後、その扉は開いた。カーブスの店内は思ったより広く、マシンが円を描くように丸く並べられていた。音楽が鳴り、一定のリズムで動くメンバーさんの姿は私の思いとは少々違っていた。メンバーさん達はマットの上を歩き、またマシンを動かし、一生懸命運動していた。顔や背中からは汗が流れ、シャツを濡らす者もいた。運動オンチの私にも出来るのかしらと少し弱気になった。しかしアフター5や休日に通うようになると、次第に気持にも余裕が出て来た。店内に貼られているポスターや掲示物に目が留まるようになってきた。医療に携わる者として、ここは医療施設ではないかと疑ってしまう程の情報量と情報の正確性に驚いた。学生の頃教わった知識の数々が掲示されていた。学生の頃の復習をしている様な気になった。筋肉の写真が貼られ、その筋肉の名称や機能が分かり易く書かれている。筋肉は運動後72時間後に付く事、運動後2時間は身体が燃焼しておりその間は歩く等動いていた方が効率的である等である。又、創設者の悲しいご自分の体験が元になり、このカーブスを開発した事も、私の背中を押してくれた。そして私をカーブスにのめりこませる一因ともなった。母親を子供の頃亡くしてしまった経験は、変えられないがそれが原動力となり、世の中の女性に対する思いに変わっていった事、創設者の変わらぬ女性への愛情がひしひしと伝わってくる。私の勧めで入会したメンバーは、15名に及び、健康の輪はさらに広がり続けています。その方たちとの女子会でもカーブス談義に花が咲き誇ります。昨年9名で東北旅行したがその中の7名は、カーブスのメンバーでした。非常に楽しく安心な旅でした。
カーブス歴3ヶ月頃に、女子会に薄着で出席し「成果を出しているね」と褒められ嬉しくなった事。2年後には自分自身の歩くスピードが早く、又歩いても疲れなくもなった事。まるでローラースケートをしているような気にもなった。それは友人や知人達にも自慢できた。4年経過した今、階段は6階までも難なく昇降でき、楽しく積極的に利用している。
私が更に嬉しい事の1つに、身体が柔らかくなった事が上げられる。腹筋70回、スクワット150回は最高の出来だと思います。これまで腹筋やスクワットは苦手意識が強く、全く出来なかったからです。コーチから「お腹の筋肉は割れているはず」と言われたが実際に私のお腹の筋肉は四つに割れてます。開脚もほぼ全開に出来ます。「バレエをしていたの?」「エアロビックスか何かをしているの?」「ヨガの先生?」等とメンバーさん達から度々聞かれますが、「いいえ、ここだけです。体年齢20代後半」と返します。起床時、起き上がる瞬間に「私の身体は柔らかい」と感じます。コーチからは「初めは嫌そうにしていたけど、今は楽しんで運動している」と評された。
沖縄は夏本番!あの水着にも挑戦しようか、泳ぎに行こうかと考える日々です。
毎年人間ドックを受診します。医師から笑顔で「データがいいのよ。来年もお会いしましょう」と言われ、右手が伸びて握手を求められた。お会いしましょう!
佳作
「カーブスからの恵み」
カーブスって
どんな運動?