『凝り性で飽き性』。そんな私が、カーブスに通い始めて6年目に入りはした。
きっかけとなったのは『腰痛』、『猫背』。
結婚、出産、子育て・・・。ごく普通の毎日を過ごしていました。
そんな或る日、家の傍に山岳会の会員の方がいて、「じゃぁ私も」と山登りの会に入会。靴、ピッケル、12本爪のアイゼン等、登山用品を揃え、日曜日には県内の、連休には県外の山へと出かけ、冬には子供達も一緒に、多い年で、一シーズンに10回ほど、スキーを楽しんでいました。
子供達が成長し、勤めに出る事になると、山に出かける回数は徐々に減っていき、十数年後、仕事を辞めた後は、家の中で過ごす事が多くなりました。それと、平成15年に、両眼共に、毛細血管に瘤が出来て血管が拡張。網膜にレースのカーテンのような薄い膜が張り、吸収される以上に液が溜まって浮腫が起きて、歪んで見えたり、視力が低下したり。原因不明の病気を発症しました。悪くなった時は、病気の原因を取り除くのではなく、症状を軽減する為の治療を受け、現在も一ヶ月に一度通院し、時々この対症療法を行っています。
家が高台にある為、何処に行くにも、下りて、登っての繰り返しで、車は生活必需品。運転出来なくなったらどうしよう、と考え込む毎日でした。
胆嚢の摘出、急性膵炎にも罹患し、揚げ物や甘い物は少ししか食べられません。それでも、ケーキ等は、「あの店が美味しい」と聞けば、遠くても買いに行ったり、取り寄せたり。それを、『別腹』、と言っては、好んで食べていました。その結果、ダルマに手足を付けた様な体型に。それでも、「誰かに迷惑をかける訳でなし」、と、食べる事を止めませんでした。
そんな中、バスツアーで妹と出かけた、坂と階段の多い京都。清水寺へ続く長い坂道、階段。40年程前に車に跳ねられた時に痛めた右膝が痛み出し、やがて腰痛も起きてきました。妹に荷物を全部持ってもらい、楽しい筈の旅行が一変。それからの毎日は、寝る時、起きる時に、『痛い』の連発。でも、その一瞬だけで、あとは普通に過ごせたので、湿布薬の貼り替えだで済ませていました。階段は、手摺りをしっかり掴み、手と腕を使って、体を引っ張り上げて登っていました。
子供達は独立し、夫は8年前に他界。私一人の生活なので、食材等は纏め買い。必要な時以外は閉じこもりの日々が続きました。
時々行く店の2階に「カーブス」があるのは知っていましたが、テレビでよく見るような、若い人達の行く所だと思っていたので気にも留めませんでした。
新聞に入ったカーブスのチラシ。読んでみたものの、「ふ~ん?腰痛、猫背、改善される?本当かなぁ?」と、半信半疑でした。
「孫の結婚式に出やないかんやろ?」
息子のその一言が、私の心を揺り動かしました。折り込みチラシを取り出して電話で体験の申し込みをしました。体験予約の日、不安な気持ちで恐る恐る中へ入ると、「こんにちは、和子さん」とコーチの出迎えを受け、中を見渡すと、音楽に合わせてマシンを動かしたりステップしたり・・・。皆さんの顔が生き生きとして見えました。コーチから使い方を教わりながらマシンを一周。話をする為に座った目の前に、「プニュプニュ」した白と、「カチカチ」の赤い、大きな塊が置いてあり、聞くと、白い方は「脂肪」赤は「筋肉」。「若い時の体重と変わらない、と安心している人でも、運動しないと、筋肉が減って、代わりに、こんな脂肪が蓄積される」とコーチ。自分の姿を見て、「私のお腹や太ももにはこんなものが・・」。改めて思い知らされた一瞬でした。
「一人暮らしなのに、足腰が弱くなって、歩けなくなったら子供達に迷惑を掛ける事になる。少しでも先に延ばさなくては・・・。この機会を逃したら絶対に毎日家の中で座りっぱなしの生活になる」。
来る前の不安な気持ちは消え、その日の内に「入会」を決めました。今迄の私では考えられない『事件』です。
それからというもの、「地道にコツコツ」をモットーに、真面目に通い続けました。
どれ程経ったでしょうか。ふと気が付くと、酷かった『腰痛』が消え、『猫背』も少し改善されていました。それと、手と腕で引っ張り上げていた階段、なんと、自分の足だけで登れたのです。
勉強会に参加し、『食』に対する意識が変わりました。私自身の適量を考え、間食は3時、と決めたら、『別腹』がなくなり、食材の数を増やしてバランス良く、を心掛ける様にしました。
日を追うごとに、お腹やお尻の周りに貼り付いていた「分厚い脂肪」が減り始め、太ももがつかえて、Lサイズしか履けなかったGパンが、Мサイズに。嬉しくてコーチに話すと、一緒になって喜んでくれました。そうなると欲が出て、『高校時代の私に戻りたい』という新たな目標が出来、マシンとストレッチにも力が入りました。
着る物がМからSへとサイズが変わり、今では体重が10㎏近く減少。『高校時代の私に・・」の目標は現実となりました。
毎年受けている健康診断で、歳を重ねる毎に悪い方へと増えていった数値が、正常値になり、骨折も経験、「年齢相応の骨粗鬆症」と診断されていた骨密度が、同性同年代平均値対比で、104%という、驚きの結果に。
食事を減らしたりするのではなく、3食きちんと食べ、毎日間食もしています。ケーキなども、一ヶ月に一度、頑張った自分への「ご褒美」として食べています。無理をする事なく体を動かす「運動」と、毎日の食事に、一寸だけ気を配っているだけ。ただそれだけです。
『腰痛』とも完全に縁が切れ、首の後ろに飛び出していた骨も元に戻ったばかりか、体重が10㎏程減少し、実年齢より若くなりました。
「脂肪が減って筋肉が着いたから」。コーチの言葉に、「続けていて良かった」と喜びを噛みしめました。
健康を手に入れただけでなく、性格も、前向きで明るくなりました。
自然と笑顔になり、気持ちが穏やかになって、メンバーさん達とも楽しくお喋りが出来る私に変わりました。
「凝り性で飽き性」だった私が、こんなにも長く続けてこられた『カーブス』。
メンバー、コーチ、の皆様に、心から感謝です。
記憶に残る、小児科通い、ヘルニア手術、中学時代には、腎臓を悪くして、一ヶ月余り欠席、等々、幼少の頃から病気ばかりして、「病(やまい)の問屋」、と言われていた私が、カーブスで健康な私に生まれ変わる事が出来ました。
何よりも嬉しい出来事がありました。それは、『最優秀カーブス大賞』を戴いた事。
この様な賞を戴くなんて夢の様です。
『継続は力なり!』
「二度と、以前の私には戻りたくない」。
一日でも長く、元気な私でいられるように、無理をせず、ゆっくりと、体を動かす努力をしていきたいと思います。
佳作
「健康な体に生まれ変わった私」
カーブスって
どんな運動?