私がカーブスと出会ったのは、ささやかな偶然が織りなすものでした。郵便局から、出てきたときに、笑顔の素敵な爽やかな女性の方に声をかけられ、普段であれば、足を止めない私が足をとめました。簡単なアンケートにお答えし、よかったら、無料体験ができますが、と言われましたが、お断りして、その日は帰りました。家に帰って、ふと、体力測定だけでもしてもらって、自分の現状を把握するのも悪くないかもしれない...、と思い、無料体験の予約をしました。当日、私の体力は自分の予測を下回るものでした。こんなはずではなかったのに...、という思いと、心地良い運動による爽快感と、何より、ご案内をしてくださった、Aさんの明るくて、爽やかで元気な笑顔をみているうちに、やってみようかなー、という気になりました。そして、入会は全く考えていなかったのに、入会してしまったのでした。もともと、運動は嫌いではないのですが、強い気もちをもって、頑張ろうというよりは、現状維持を目指し、無理なく、来れるときに来て、のんびりやっていこう、という肩に力の入っていないスタンスで始めました。それでも、始めると、やはり筋肉疲労があり、逆に、今までよりも、食欲が旺盛になり、沢山食べるようになってしまい、季節が冬だったこともあり、体重はどんどん増加してしまいました。落胆する気持ちもありましたが、御食事がおいしいのは、いいことだ...と思い、あまり、気にしていませんでした。そんなとき、夫から、久しぶりに東京に帰って、大切な友人知人と会って、いろんな話をし、刺激を受けてきたら...。といわれました。これまでも、再三再四言われていたようなのですが、子どものことや、自分の抱える仕事のことが頭を占めてしまい、そんな気になれなかったのでした。けれど、今回は、子どもの受験も終わり、子ども達も大きくなり、きちんと任せられる年代になったこともあり、思い切って、行くことにしたのでした。行くとなったら、急に心が弾み、お仕事のお休みの段取りを整えたり、長い間連絡をとっていなかった友人に連絡をとったりして、楽しい時間が過ぎていきました。だんだん欲が出てきて、こんな機会はそんなにはないから、本当に大切な方に会いたい、と高校時代の先生に連絡をとってみたり、昔の上司はいま、どこで、何をしている?とインターネットで検索をかけたりしました。20年という月日はとてつもなく長くて、臆する気持ちもありましたが、自分の気もちを大切にして、後悔しないようにと考えました。そして、気になりだしたのは、自分の外見でした。日常生活にどっぷりとつかり、おしゃれ心もなくて、家族を最優先にしてきたので、私の外見は見るも無残なものでした。けれど、自分の外見を気にし始めるということ、それ自体がとても大切なことで、毎日がとても楽しくなりました。お化粧の練習をしたり、普段はかないスカートを持参して、いざ、東京に向かいました。新幹線から見えた富士山の綺麗なこと、20年ぶりに見る山手線にも心が躍りました。どの友人にあっても、すぐに昔に戻り、昔のことや、今のこと、お話は尽きませんでした。35回の眺望のよいところでランチをしたり、イギリスのパブのようなところでお酒を飲んだり、昔よく歩いたところを散策したりして、家事や育児から開放され、若かりしころに、もどったような気持ちになってめくるめく楽しい日々でした。ある友人の一人が、全然変わってないね、寧ろ若返った?という言葉をくれました。もちろんお世辞だということは、わかっているのですが、それは、とても嬉しい言葉で、今も心の栄養剤として、私の中にあります。こんな楽しい非日常の数日間があるからこそ、しんどいことや辛いこと、大変なことも乗り越えられるし、単調かもしれないけれど、大切な日常生活に感謝して過ごしていけるのだ...としみじみ感じました。カーブスで過ごす私の時間は、東京で過ごしためくるめく非日常とまでは、いかないけれど、私自身の日常生活の中で、自分のために時間を過ごす大切なささやかな非日常なのではないか...と感じています。ふとした時間を見つけて、気負わずに来ることができるのも魅力の一つではないでしょうか...。マシンを使っての運動ももちろんとてもいいと思っていますが、私は、その後のストレッチもとても大切に考えています。筋肉を程良くつけたうえで、体の柔軟性をよりよいものにする...ことが私にとってこの上もなく大切なことだからです。筋肉がついて、体がしなやかであれば、突発的にやってくる、衝撃にも上手く対応し、怪我等も必要最小限になるのではないかな...と思っています。そして、体がほぐれ、柔らかくなることは、心もしなやかに柔軟性をもって、穏やかに過ごしていけるとも思っています。心と体は繋がっています。どちらが不調になっても、駄目だし、相互に関わりあっていると思います。カーブスが日常生活の中にあって、私自身の心身の健康を増幅するものであり、そして、たまに懐かしい友人に会いに東京に行って、珠玉の非日常を味わう...のが、今の私の一番の楽しみです。カーブスで、心も体もより美しくなれるといいな...と感じています。ありがとうございました。
佳作
「私の大切な日常生活と非日常生活」
カーブスって
どんな運動?