佳作
「私とカーブス」
昨年応募してから、早一年が過ぎました。あの時はaway感があった教室は、何時しか私のhome-groundになりました。
朝一番、「さわみさん、お早うございます。」明るいコーチの声に迎えられます。そして、「今日も腹圧バッチリですね。」「今日も頑張っていますね。」コーチの励ましの声に更に頑張れます。「さわみさん、お疲れ様です。」手を振って見送ってくれます。
一日のうち、妻でもなく、母でもなく、祖母でもない......一人の女性としての30分間......これが平日の私の当たり前です。
「何時も元気ね。」と久し振りに会う人達は言います。その反面、「お母さんは気力のみで生きているようだ。」と娘に言われます。
カーブスでいくら頑張っても、高血圧が治る訳でも、狭心症が治った訳でもありません。更に他の病名も増えました。
でも、「良く血圧コントロールが出来ています。」との脳外の医師からの言葉を治療の糧に、日々の健康に気を配っています。狭心症の特効薬も処方され、常に身辺から離さず持って心強い味方が出来たと、一日一日無事夜を越せる事を有り難く思っています。
昨年の夏、娘家族が信州への旅行に誘ってくれました。真夜中に出発し、一日中歩け歩けの強行軍でしたが、私なりに中学生の孫達に付いて行けたのじゃないかと心で自画自賛をしていました。そして「カーブスは凄い!お義母さんがここまで歩けるとは思わなかった......」と娘婿からの言葉に、"毎日頑張ってて良かった"と日頃の成果を実感しました。
"継続は力なり"教室で子供達に言っていた言葉が、今度は自分に返って来たのです。継続の大切さ、運動の大切さを嬉しい現実として体感し、片時も忘れずにいようと思います。
そうは言っても、時折、薬の影響で白髪になったり、体質が真逆になったり、薬の為に摂生したり......"良く頑張って来たよ。もういいよ......"と心の片隅で言ってる自分がいます。インフルエンザ予防接種は禁止され、肺炎球菌ワクチンもリスクが大き過ぎると禁止されました。胃薬にも副作用が出ました。新しい病気の治療への不安があります。
それでも孫達の成長を見てみたいと頑張る自分がいます。気力でも、もう少し一日でも長く......と思う自分がいます。
元気でいる為に、医師に頼り、カーブスに頼り、家族に頼ってばかりの私です。
本当は今年は応募を止めようと考えていましたが、昨日、お世話になったコーチが別の教室へ異動になる事を知り、お礼の気持ちをどうしても表したくて応募する事にしました。何時も明るく、優しい人柄のコーチのお幸せとご活躍を願っています。
カーブスって
どんな運動?