私は、2016年1月26日68歳でキリマンジャロ5,685mに登頂成功しました。
登頂証明書を手にするたびに充実感に満たされ、カーブスと夢を思い出させてくれた主人に感謝しています。
成功の鍵は、2010年10月に入会したカーブスにあったのです。
カーブスに入会したきっかけは、車椅子で生活している母親や主人の介護に体力がいるので筋肉をつけたいと思いました。それに介護の合間に人生にゆとりと楽しみを持ちたいと思って登山をしているのですが、山の下りが極端に弱いのです。筋トレして体を鍛えようと思って入会しました。
今では、カーブスに行くのが楽しみで生活の一部になっています。名前をスタッフの人が呼んで下さるので、まるで小さい子どもの頃に戻った様で嬉しくなります。マシーンの使い方も少しずつレベルアップしていきました。それに毎月計測があるので、トレーニングの成果を確認できると同時に励みにもなっています。トラベルパスという制度を利用して都会へ行く時は、近くにカーブスに通っているので、すっかりスタッフの人達共仲良しになりました。いつでも、何処でもどこでも運動できる体制が整ってカーブス、途切れることなく運動が持続できています。
暑くてもカーブス、寒くてもカーブス。悩んだらカーブスに、通い続けているうちに、自分でも体力がついているのが判って来たのです。
そこで、思い切って日本アルプスに挑戦しました、南アルプスの北岳(標高3,193m)に登った時、夢枕に亡くなった主人が現れました。
「夢があったでしょう」と。
仕事、育児、家事、介護に振り回され、自分を振り返る間もなく走って来た人生。「私の夢は何」と考えました。思い当りました。それは、主人がケニアに単身赴任していた時に、小学生だった二人の子ども達と一緒に現地へ行ったのです。その時に家族揃って見たアンボセリのサファリーで、象が悠然と歩いている遥か彼方に、白い雪をいただくキリマンジャロの神々しい山に魅了されていた事を思い出しました。夢の中の一言に突き動かされたのです。
そうと決まると、まっしぐら。実際登山した人に逢って話を聴いたりパソコン等で調べると、今の私の体力ではとても無理と判明しました。
カーブス、週1回の登山以外に水中ウォーキングの1kmを自分に課したのです。
総標高差4,100mの内、1,800mのマラング.ゲートから3日間連続して1日に1,000m登り、3日目に高所順応の為停滞しました。迎えた本番登山開始5日目、4,703mの最終山小屋ギボハットからのアタック。3~4時間の仮眠後、深夜からヘッドランプを付けて登り始めました。気温は氷点下10度。風速15mの風が吹き、体感温度は更に下がっています。冷たいというより、痛い感じです。「停滞していたら凍傷になります」とのリーダーの声が聴こえます。
頂上目前で、一歩も進めなくなりました。ここまで来たのだからと、気力、体力を全力を振り絞った先に見えた穏やかで温かい太陽の光に誘われ、朝日と共についに火口縁のギルマンズポイント(5,682m)の頂上に立つことができたのです。
下山した日は、私の60代最後の誕生日でした。ワインで乾杯しながら、キリマンジャロ登山成功の喜びをしみじみ味わっていました。
体と頭と心を全て働かせて登る山の魅力。今回のキリマンジャロ登山は、今後私が生き抜く力を与えて貰いました。一生の思い出となる最高の登山でした。
カーブスで、鍛えていたおかげで登れたのです。2017年1月古希になりました。
今も、次なる山を探しながら、トレーニングを続けています。
準賞
「カーブスのおかげで68歳で登ることができたキリマンジャロ登山」
カーブスって
どんな運動?