誕生日がくれば、66歳になります。これまでの日々の生活の中で心がけていること、大切にしていることがあります。それは、「自分の想いをことばで直に相手に伝えること」何かをしてもらってうれしかったら「うれしかったよ、ありがとう!」ステキだなと思ったら「その服、ステキね!」と声に出して伝えることです。それと自分の方が悪いなと思ったら、素直に「ごめんなさい」と謝ることを意識してきました。
今回、カーブスコーチの方々の一こと、二ことの声かけが本当にうれしかった!ことばで相手に想いを伝えることを心がけてきたがそれを伝えられた相手がこんなにもうれしいものなのか、初めて気付きました。「相手にことばで伝える」ことが本当に大切なんだと改めて再確認できました。
小学校は農村地帯で転入生はほとんどいない六年間、みんなが友達でした。中学校は近隣の三つの小学校から通学していましたが、やはり部活動などを通じてみな顔見知りの仲間といった、いじめなどない楽しい穏やかな時代でした。高校は違いました。いろんな市町村からの入学者でした。私自身、隣の市への通学、電車での通学、同じ中学校からは女子は私を入れて三人だけでした。同じクラスには病気で入院している生徒が二人いました。
いきなり大海に放り出されたようでした。しばらくたち仲良くなった友達から、細かい状況は忘れましたが、「いくら自分が心の中で想っていても、ことばで伝えてくれないと分からないよ、口に出していって!」と言われました。「目は口ほどにものを言い」と言うように、日本人はあまり口に出して言わないし、控え目な方が美徳と思われる時代もありました。そんな中、友達から言われたのです。私には衝撃でした。そうか、いくら心の中で「ありがとう!」「ごめんなさい!」「うれしかった!」「おつかれさま!」などと想っていても、相手には確実に伝わっていないんだと気付きました。もう一人の友達は、やはり何があったのか、もう忘れてしまいましたが、今でいう「シカト」を一部の女子からうけていました。彼女は努力してその状況を打破しました。猛反省したのだと思います。自分が悪ければ素直に反省し、謝ることの大切さを教えてもらいました。この二人の友達のおかげで大切な目標が見つけられました。
ずーっと長いこと、ショートヘアーでした。カーブスに入った時も、ショートヘアーでした。それが急にロングヘアーにしたいと思い、伸ばし始めました。ヘアーピン、カチューシャ、ゴム、シュシュなどそれなりにロングヘアーを楽しみました。
年齢的にいろんなことを体験するのも今しかないと思い、カーリーヘアーにしようと美容院に行きました。美容院の方にうまく伝わらずカーリーヘアーにはなりませんでしたが、今までとは全く違うヘアースタイルになりました。気分も一新しました。そしてやっぱり周囲の目が気になります。誰だってパーマをかけたのに気付いているはずと思うのに、誰も何にも反応がないのです。似合ってないのかなー、なんとか、言ってほしいのにと思っていました。
そんな中、パーマをかけて初めてカーブスに行った日、すぐにその日の二人のコーチの方々が「パーマをかけたの!似合っているよ!」と満面の笑みで駆け寄ってきてくださいました。うれしかった、本当にうれしかった!気付いてもらえ、伝えてもらうのはこんなにうれしいものなんだと心から感激しました。
今までは相手に伝える事が大切と思っていましたが、伝えられた人も同じように、もしかしたらそれ以上に、うれしいのだろうと、コーチの方々を通じ、初めて気付くことができました。
今年でカーブス五年目です。週二回は必ず行こうと決めています。これからも元気なうちは続けるつもりです。カーブスで過ごす時間は、たっぷりあるわけです。せっかくの時間、有意義に使いたいと思います。時には必要な無関心も大切ですが、「何か」を見つけたり、気付いたら一声かけようと思っています。それで、うれしい、楽しい輪が広がればいいなと、カーブスでの新しい楽しみにワクワクしています。カーブスコーチの方々、ありがとうございました。