カーブスに出会って約2年になります。
今生き返った私がいるのは本当にカーブスに出会えたお蔭だとつくづく心から感謝しています。
先日コーチの方々から自己紹介や今後の目標など示された冊子が配られました。
現在はコーチの方もそれぞれ交代され、入会時の私を知って頂いているのは店長だけになりましたが、
その文面に強烈に私の印象が残っていたのだなーと思う箇所がありました。
その頃を振り返って店長と手を取り合い「貴女に救われたのよ」
とお礼を言って涙する私に店長は「そんな事はありません、それは貴女の努力ですよ。
でも本当に見る見る元気になられる貴女のお手伝いが出来た事嬉しいです」と謙虚に喜んで下さいました。
その頃、私は一人娘を亡くし絶望の最中生きて行く気力も無くし食事もとれず日々体力の限界と精神的にも追い詰められ、夢遊病者のようになっていました。
こんな私を救ってくれる所は無いかと相談に駈けずり回り、どこに行っても話は色々聞いて頂けましたが
自分が立ち直らなければどうしようもない事、生きて行けないのだという思いをやっと自覚しました。
でもどうしても自分で立ち直る事は難しく、焦りと諦めの日々でした。
だからと言って家に閉じこもっても居られず、ふらふらと出かけた矢先でカーブスの看板を見かけ、吸い寄せられるように入って行きました。
時々チラシが入るので体操教室がある事は知っていたものの、以前は特に気になる所もなく、
時々腰痛でリハビリに行ったり、血圧は高かったので薬を服用して毎日歩く事位で、
ダイエットに興味はありつつもカラオケや手芸などの趣味に追われ忙しく、
会費を払ってまで体を鍛える事に無関心でした。ところが、いざ自分に不幸が、襲い掛かると、
考えてもいなかった自分の弱さにどうすることも出来ませんでした。その時は藁にもすがる思いで「カーブス」の門をたたきました。
丁度食事休憩の時間だったので店は閉まっていましが、
あーダメかと思いつつ帰りかけたその時、中にいられた店長が気が付いたのか、
私の疲れきった姿を見てきっと悲壮な感じを察して下さったのでしょう。
優しく私を休憩中の店内に招き入れ、色々話を聞いて下さいました。
以前は色々なダイエットに挑戦したものの体重の減少はどうしても成功出来なかった私なのに、
精神的な疲れは急激に体重を10kgも減少させ、筋肉を弱くし、精神も体力も限界に追い込んでいる事、
筋肉を鍛える事など眼中になかった私でしたが、そんなお話にかなりショックを受け、カーブスで少しずつ鍛える事を勧める店長に好感を感じましたが、
6月のこれから暑くなる時期続けられるのかと半信半疑でした。取りあえず信じてみようと、
またその他に方法もなく不安いっぱいで入会したのがきっかけでした。
あれから約2年、自分がこんなに変わるとは信じられませんでした。
その年の「エッセイ大賞」に応募して、考えてもいなかった佳作に入った事も私を支えてくれる元気の源になりました。
文章は下手なくせに書く事が好きだったので、変わって行く私の体験を少しでも誰かに伝えたくて、
何気なく応募した私にある日、店から電話がかかり「エッセイ大賞の佳作に入選した事を知らされ、それから半年、
宮之阪店には私の記事が張り出され恥ずかしながらも大変励みになりました。
色んな方々から声をかけられるようになり、皆それぞれ大なり小なり悩みながら生きて居る事も話し合えるようになりました。
又その頃2012年のカーブスマガジンに「心のストレッチ」「大切な方の死の悲しみからも
立ち直れないあなたへ」と言う衛藤信行先生の誌上カウンセリングは私のために答えて頂いたような文面でした。
「死を生の中に生かす」人間は何時か死ぬあの世で再会した時、「楽しめたか」と聞かれたら「楽しみました」と答えられるように生きて下さい。
先生の言葉は何時も私に勇気を頂いたように思えます。何度も何度も読み返し自分に言って聞かせます。
それからはカーブスマガジンの、発行がとてもとても楽しみになりました。今では朝一番に入店するグループは、
新年会や忘年会など、楽しいグループの仲間にもなり横の繋がりも増えました。
時には料理レシピの交換や趣味の話で盛り上がったり、最近では日々カーブスに通うことが習慣のようになり、
考え方も段々変わり、少しの心配事などは「何とかなるさ」と思えるようになりました。
以前「いのちの電話」で1年間受講した事もあって、その頃は悩んでいる人のお話をじっくり聞いてあげて、
その中で少しでもその人の気持ちを変えるお手伝いをする事を教わりましたが、
いざ自分が現実に直面すれば解っているはずなのに、なんと自分の気持ちを変える事の難しさをつくづく感じました。
話を聞いてあげるだけで簡単に心を変えられるものではありません。体を変えなければ簡単に変わるものでは無い事を痛感しました。
筋肉を鍛える事がこんなに人間に大事なのだと言う事はカーブスのお蔭で思い知らされました。
あの時本当に心配してくれた妹や息子のお嫁さん達も生き返ったように元気になった私に会う度
「カーブスに会えたお蔭だねー」と何時も喜んでくれます。みんなカーブスの大ファンなのです。
これからも年々年と共に体は弱って行くと思いますが、筋肉を鍛える事を忘れないように何時までもカーブスが続けられれば、
何時かあの世で娘に会えた時きっと楽しい報告が出来ると信じて、
店内に貼り巡らされた「筋肉を鍛えよう」を目標に毎日精進を目指します。
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