私は今とても幸せです。なぜなら大好きな母が、とても元気に輝いているからです。
 母は現在75歳。昔から身体を動かしているのが好きで、家事の空き時間を見つけては、ウオーキングに出かけて行きました。多い時は、一日5時間ほど歩いていた時もありました。
 ところが、3年ほど前から左膝の痛みを訴える様になり、週2回の整形外科への通院が始まりました。検査の結果、軟骨が擦り減って、骨がぶつかり合って壊死した箇所があると言われました。痛みをこらえながら前かがみになって歩く母の姿を見て、私の心も痛みました。治療は、リハビリと痛み止めの注射を続けるだけで改善の様子も無く時が過ぎて行きました。


 9ヶ月ほど経ったある日、母の友人に勧められて、人工関節に置き換える手術を受ける事にしました。手術は無事成功し、痛みは徐々に軽減されはしたものの、そのうち右膝も悪くなるのではないだろうかという心配もあり、以前の様にたくさん歩く事は出来ず、従来からの高血圧や高コレステロール、高脂血症などが徐々に悪化していき、それに伴い薬も追加され、心配な状況にありました。そして何より、思い切り動けないことで、母がストレスを溜めてしまう事が問題でした。


 そして、手術から半年ほど経ったある日、母と私にとって運命の日が訪れました。
 私は職場の友人から、カーブスの話を聞きました。その友人は体験として、カーブスで体力が付いた事とお腹周りが引き締まった事を私に伝えてくれました。しかも、今体験すれば、トイレットペーパーも貰えると聞いて、私は早速お店に出向きました。
 お店に入ると、すぐにコーチが駆け寄ってきてくれて、私が体験に来たと話すと、笑顔で親切に対応してくれました。話しを聞いて、いくつかのマシンを体験し、もっとやりたいと感じた私は、その場で入会の手続きをしました。
 そして、軽快な音楽とともに、ステップボードやマシンで、体操している人たちを見ると、私より年配と思われる方が多かったけれど、皆さんがとても活き活きしている事に気付きました。マシンをゆっくり動かしている方も見え、自分のペースで運動できる事も理解できました。
 「これだ!!」と思いました。すぐに家に帰り、母に話しました。ところが、母はすでにカーブスの事を知っていたのです。母がいつも買物に行くスーパーの2階にカーブスがあり、そこに通う友人から、何度か誘われたそうです。その度に、自分には運動は無理だからと断っていたのです。
 「お母さんでもやれそうだよ。自分のペースでやれるし、左膝以外は元気でしょう。いい運動になると思うよ。」と言う私の勧めに、すぐに同意し、その日の午後に私と一緒に体験に行きました。そして、コーチの説明と体験で、「これなら大丈夫かも。むしろ楽しめそう!!」と感じた母も、結局、私と同じ日にカーブスの会員になりました。
 筋トレの後は、心地よい疲労感と、大きな充実感があり、母も私もすぐにカーブスの虜になってしまいました。母は、ほぼ毎日、朝一番に買物ついでに筋トレに通い、一段ずつ足を揃えて上り下りしていた階段を、3ヶ月後には両足交互に上り下り出来る様になりました。そして、その頃に実施した血液検査の結果を見た主治医より、「何かやってみえますか?コレステロールの数値がかなり改善された様ですが?」と言われ、カーブスの事を話すと、「それは良いですね。ぜひ続けてください。」と言う事で、薬も減らしてくれました。
 母は、Hマーク付き(標準値越え)の項目が激減した、血液検査結果の用紙を、嬉しそうに見せてくれました。そして、翌日カーブスに持って行き、コーチにも見せた様です。その時に、コーチがとても喜んでくれた事が、母の嬉しさを倍増させ、一層の励みに繋がった様です。
 また、母は筋トレを始めてすぐから、毎月の様に成果が出て、コーチにも褒められ、日々健康になって行く自分に自信が付いて、家事も精力的にやってくれる様になりました。おかげで、私も負い目を感じる事なく仕事を続ける事が出来ています。


 一方、私の方はと言うと、朝から夕方まで会社での事務仕事、夕方から夜は介護の仕事という、超多忙人間です。カーブスに入会しても、週2回行けたら良い方だと思っていましたが、会社と介護の間、介護と介護の間など、30分余りの時間を見つけて飛び込む様にジャンプイン。結果的には、月20日くらい行っています(母にはかないませんが)。カーブスの30分トレーニングが、私の生活パターンに見事マッチしたのです。
 始めの4ヶ月間の計測では、あまり成果が現れず、コーチの勧めでプロテインを飲みはじめました。すると、翌月からすぐに成果が出始め、計測の度に体重も減り、5ヶ月後にはマイナス4.5キロになりました。
 そして、入会から9ヶ月後の健康診断では、一年前に所見があった「軽度の脂肪肝」が改善されていました。ドクターから「何かされていますか?脂肪肝は一度罹ってしまうと治りにくいけど、綺麗に消えていますね」と言われ、筋トレの話をすると、「これからも続けてください」と言われました。もうすぐ年に一度の健康診断の日がやって来ます。今年はどんな変化があるのか楽しみです。


 そして今、母は、カーブスで昔の友人と再会し、また、新しい友人も出来て、とても楽しい毎日を過ごしています。ワークアウトの後では毎日のようにお茶とおしゃべりをたのしんでいます。また、忘年会・新年会・ランチ・カラオケ・バス旅行など、カーブス仲間との楽しい行事に参加し、ますます元気になってきました。
 そして、そんな母の姿を見ている私は、この上ない幸せを感じつつ、母がいつまでも元気で、今の様な生活が続けられる事を、心から願っています。
 カーブスを勧めてくれた友人、的確なアドバイスをしてくださるコーチ、共に筋トレに励んでいる仲間。たくさんの方々に支えられ、たくさんの勇気を貰い、私たち親子は今、元気に輝いていると実感しています。こんな私たちの様な親子が、カーブスでたくさん育まれたら、本当に素晴らしい事だと思い、今回のエッセイに投稿させていただきました。