運動が苦手で、こどもの頃も室内に居ることが多く、大人になってからも運動しようという気持ちはありませんでした。
しかし、食べる事が大好きで、一人暮らし、不規則な生活、やがて結婚。妊娠、出産し、離婚し、20代前半からわずらっていた自律神経失調症はひどくなり、体調不良で毎週色々な科の病院へ通院し、薬の数は増え、心も不安定でしずみがち、ネガティブとマイナス思考。体型も筋肉もおとろえ、疲労感ばかり。子どもに当たりちらし、他人とうまく距離をつかめず、顔もこわばって。
たまたま、インターネットで知ったカーブスに行ってみようと思ったのは、"再婚して生活を安定させたい。そのためにやせよう"でした。
見学した時、「私には続かない。行ってるヒマも時間もない。営業時間も合わない(私の生活に)。月謝が高いのでは?30分だけで?ムリでしょう。ワリに合わない」と思い、諦めました。その一年後、元夫との関係が完全に切れ、「やっぱり行ってみようかな」と他店のカーブスへ行ってみました。
コーチたちは明るく元気で笑顔で、通っているメンバーさんは年配の方々が多く、やはり明るく元気で笑顔でした。80代のあばあちゃん、体の不自由な方・・・。たくさんのメンバーさんと、コーチ。「○○さん、こんにちは!今日もがんばりましたネ」と、コーチ。○○さん、下の名前でこれだけの人数のメンバーさんをおぼえているの?びっくりしました。トレーニングマシーンとステップボード、真ん中にスタッフ。コーチは、ていねいに、マシーンの指導をしたり、はげましたり。
見学を終えて、担当のコーチに「では、入会手続きを・・・」と云われ、「え?今日入会しないとダメなんですか?!」とやや不満気に言ってしまいました。「見学、体験したその日に入会すると入会費がOFFになるんですよ」と、いわれ、「なんてえげつないんだ」と思ってしまいました(笑)
しかし、今思えば、『やってみよう!』と思ったらおもいきって始めちゃったほうが続くのです。思いたったら吉日?ということわざがあるように。
「じゃぁとりあえず2週間やってみて、ダメそうならすぐやめます」と、私。案の条、2週間行くのがおっくうでした。
「もっと営業時間長くならないの?」とか、「日、祝、祭日も営業してほしい」とか、「シャワールームくらいあってもいいもんじゃない?」とか、当時コーチに不平不満ばかりこぼしていました。
「週に何回行っても良いなら、できるだけ行けば元がとれるじゃない」と、やっきになって、重い足取りで通いました。スポーツジムに行ってた時は、時間がたっぷりとれて、好きなだけ運動してシャワーで汗流して・・・・。
しかし、スポーツジムではトレーニングスタッフ・インストラクターなど居ないし、必要以上にがんばりすぎて運動して、疲れて帰る。知人や友人と行っていたのではないので、孤独な努力が必要でした。運動の相談をきいてくれる人もいない。特に測定もしないから、効果もわからない。
ジム通いでなく、自宅でひとりがんばった事もたくさんありましたが、誰もはげましてくれないし、そもそも運動が苦手なのに、地道に独りコツコツ続くわけもなく、いろんなダイエット法をくりかえしてはざせつのくりかえし。色んなダイエットがブームになるのは、それだけみんな続かないし効果がないのだと、気づいたのはカーブスに入ってからでした。
「若いといいわね、すぐ効果出て」「そんなにがんばってどうするの?イヤにならない?」と、よく云われますが、長年なまけていた悪循環からの脱出には、そうとう時間が要ります。たしかに、がんばりすぎてイヤになったり、あきてイヤになったりした時期があります、今でも。
とにかくひたすら、元をとるとか、今度こそイケメンと再婚するため、イイ女になってやるとかで通いました。「早く2週終われ~」みたいな。
多分、入会1年~2年半は、まだまだネガティブマイナス思考のカタマリで、そうとうスタッフさんたちに嫌な思いをさせていたのではないかと思います・・・。
少し少し効果出ては、また気がゆるみ、ダラダラして太ってしまったりもあります。しかし、だんだん、『カーブスへ行く』のは、私の生活の一部で習慣になっていきました。仕事、家事、育児、人間間関、ストレス・・・。そんなことを忘れ、「あれ?もう2週おわっちゃうの?」に変わっていきました。「30分で短い!もっとしたい!」と思いました。が、30分だからこそ、気軽に通って、あきずに続けられるんです。
カーブスは10時オープンですが、まちきれなくてオープン前に待機するようになりました。営業終了時間ギリギリでも、たとえ一周まわるだけでも行くようになりました。
コーチたちは朝、メンバーさんたちのことやら、マシンの手入れやらして、終わって一日のメンバーさんたちの様子を会議したりマシン手入れしたり。見ていたら、一日中カーブスの中にいてあわただしく、メンバーさんたちを懸命にサポートしていて、逆に、「ちゃんとねる時間あるの?」とか「ごはん食べる時間あるの?」とか、「こんなたくさんのメンバーさん会員に明るく笑顔でつかれない?」とか心配になりました。店内は清潔で、あらゆる色彩りのポップ、しかも手作り。
そんなスタッフにめぐりあえて、これは運命だと思いました。そう、カーブスは私の運命の出会いなのです。
別にカーブスじゃなくとも良かったのかもしれません。きっかけとか、続ける理由とか。でも、今は、カーブスはなみずき店は私の『居場所』であるのです。
今年、入会して5年になります。やっと健康体(一般的な)に、なりました。そんな気がします。体重が、ぐんと落ちたわけではありません。サイズも。
「継続は力なり」「体がかわれば心もかわる 心がかわれば毎日がかわる」
店内に張ってあるその言葉は、私に根づいています。にげない、めんどうくさがらない、あきらめない。仕事も何もかも、すぐに投げだしがちだった私は、今、「桃栗三年柿八年」を心に。笑う門には福来たるをモットーに、日々を送れています。
明るくなった、前向きになった、キレイになった、若がえった、肌がつるつる。かみの毛ツヤツヤ。(注:私はお酒もタバコも好きで食べることも好き。肌やら髪の毛やら手入れはあまりしない方です)
ひどく落ちこむことがなくなった、本当の自信をみつけられるようになった。
七転び八起き、失敗しても後悔じゃなくて反省し、また失敗しても、上を向ける。
他人に嫌われたくなくて、どうしたら好かれるか考えおびえていた日々が、今は、自分の人生自分が歩く、変わろうと思って変わればいつだって変われる。他を変えるエネルギーは成果結果通りに行かないし、その割には合わない。変えたいなら自分が変われば良い。現在(いま)見て、広がる世界は私自身のものだから。
人間(ヒト)は皆、自分でいっぱいいっぱい。優しくされたら有難いけれど、己、居て在ってこその現在(いま)、過去の経験生き様と、未来をずっと共に一緒に一生、居るわけじゃない。だから、出来る範囲で出来る事を、適当に良い加減で生きられたら良い人だと思えるようになりました。
「感謝されないのに世話やいて馬鹿なのか」と時々云われますが、感謝されたくて、成しているわけじゃあないのです。情けは人の為ならず。あとは、他人は自分の鏡だということも意識しています。私も過去(むかし)そう、うつっていたのかもといましめたり、反省したり、コーチ、メンバーさんをみて、私も明るく元気で笑顔でいようと思えたり。
私は、高崎はなみずき、オープニングメンバーではありません。ここができた半年後に入会しました。オープニングにいたコーチたちはそれぞれ成長、飛躍し、残っているのは店長さんだけです。いろんなスタッフに出会いました。皆がんばっていて、みていて元気をもらえます。
いろんなメンバーさんがいます。皆、人生の先輩方々で、お話させていただくと、私なんてまだまだ器がちっちゃいなぁ、と実感させられます。素敵です。
実は、コーチにお願いをして、店内の一部スペースに、私の記録みたいなものを張らせていただいております。絵を描いたり、言葉を文章にしたりするのが好きで、自分へのプレッシャーとか、目標からブレないために記録をつけています。自宅では?普段、やはり人一倍食べますし、酒ものみます。食べすぎたら、3、4日かけてコントロールしていけば良いと思っています。菓子やジュースなどは食べなくなりました、前よりは(笑)。食べる時は、ポテトチップス1ふくろに炭酸飲料とチョコレート1箱とか、ものすごく食べます。それでも前よりは少なくなった方です。
相変わらず、自らすすんで動こうとは思わないので、ウォーキングとか筋トレを自宅でするとか、TVみながら動かすとか、全然しません。カーブスプラス何かしたらすごく効果も出ると思いますが、今はカーブス、週3か4日行けたら、体の調子も良く、ストレスもたまりません。
年をとれば筋肉量は減る。だけど、いくつになっても筋力はきたえられる。カーブスで知ってから、私は未来が楽しみになりました。年をとるのも悪くないと思えます。
過去(むかし)は、未来(あした)はどうしよう・どうなるのかと不安でしたが、現在(いま)は、未来(あした)は何をしよう、何があるだろう、何ができるだろうと毎日が充実しています。意味なく感情的に執拗に物事をとらえていた。
子どもと3人暮らし。息子2人は「母親」だから、愛してくれる。私は不器用に、そして不憫なおもいをさせていることに気づきながらの葛藤の毎日。私がこどもの頃、やはり不器用な愛で育てられ、自分はそうしまいと思っていたのに・・・。
今年、息子は10才、8才になります。成長がゆっくりめでマイペース。めんどうくさがったり、うそをついたり、すぐなげだしたり。そんな息子たちに、努力を続け前に歩きつづけたら"力"になると教えたいと、ひそかに思うのでした。(笑)この母の姿、想いに気づくのが遠い未来であっても。
朝起きるのが遅くてダラダラ過ごし、疲れたらすぐ休み、手ぬきしたり、思い通りにならないとかんしゃくおこしたり。まるで子どもは「私」なのです。
最近は、朝スッキリ目覚め、バッチリ朝夕飯バランス考えたごはんをつくり、仕事でも嫌なことがあっても妥協せず、体調が悪くなる前に自分の体に気付けたり。病気になっても回復が早かったり。
一ヶ月、一週間、一日、一時間があっという間に過ぎるのです。生活にちゃんとリズムが整って、その一部であるカーブスに感謝です。ありがとう。