1めまいの出現
主人が経営する法律事務所を手伝って、長年仕事と家事を両立させてきましたが、3年前のある日、仕事の重圧や義母の介護問題等積み重なった疲労が原因か、立っていられない程のめまいに襲われました。すぐ専門医を受診したところ、良性頭位発作性めまいと診断されました。
2めまいによる不自由な日常生活
グルグル回るようなめまいは、1ケ月位経過すると収まってきましたが、その後自分が絶えず揺れているようなめまい感が出現しました。大地が揺れているような、雲の上を歩いているようなグラグラ感が24時間続いて、寝床に入っても船底に寝ているような震動を感じます。従って、仕事はもとより家事や日常生活にも不安や不便を感じるようになりました。調理も火の前に立つと怖くて、出来るだけ火気を避け、電気調理器を使うようになりました。駅の階段が怖くていつも手すりを使用するようになり、動作はのろのろと鈍くなりました。めまい発生の直後、義母と同居していた義姉から突然義母の老人ホームの入居手続きに来るように言われ、多忙で行けない主人に代わりやむを得ず這うようにして出かけたこともありました。その後もめまい感は一向に良くならず、一時は仕事も辞めようと思いました。耐えがたい程のめまい感に加え、夫の親族との介護を巡る軋轢の板挟みになり毎日苦しくて孤独感にさいなまれ、外出や友達との交際も苦手になり、うつ状態気味になりました。当時はいつも離婚か自殺しかないと思い詰めておりました。自分は精神的におかしいのかと思い心療内科を受診してみましたが、結局めまいの原因は解りませんでした。
3カーブスとの出会い
医師から、良性頭位発作性めまいは、生活習慣病であり、生活が一変するような生活習慣の全面見直しと運動習慣が必要と言われました。自分では毎日規則正しい生活を送り、食生活にもかなり気を使っていたつもりだったので、生活習慣の全面見直しと言われて本当に困惑しました。また私は、子供の頃から運動が苦手だったので、およそ運動とは無縁の生活を送っていました。
そこで取りあえず、通勤を車から徒歩に変えてみました。毎日自宅から職場まで歩く途中にカーブス吉野町店があり、紫色ののぼりをみながらその前を通り過ぎていました。最初はこんなジムがあるんだなと思う程度でした。ジムなんて自分には無理かなと思っていたので、しばらくの間は同店の前を通り過ぎるだけでした。めまい感は相変わらず続き、最初の発作から約1年半過ぎた頃、突然右耳が詰まった感じになり、耳鳴りも始まりました。直に医師の治療を受けましたので、耳鳴りは収まりましたが低音障害を伴った耳閉感が取れるには時間がかかりました。さすがにこの件で今度こそ真剣に運動に取り組もうという気持ちになりました。そこでカーブス吉野町店のことを思いだし、同店を訪れ即座に入会を決め、トレーニングを始めました。
4カーブス入会後
カーブスでは、わずか30分ですが、この時間を最大限に利用して自分のペースで運動をすることが出来、また会員さんと雑談をしたりしながらトレーニングをするのはとても楽しく励みになりました。次第にカーブスに通うのがとても楽しみになり、現在入会後1年6ケ月が過ぎました。
5カーブス入会後の心と体の変化
最初は慣れない運動に不安がありましたがスタッフの方々の励ましや会員さんとの何気ない会話の楽しい雰囲気の中で運動を続けるうち、次第に自分の身体や心が変わってくるのを実感するようになりました。気づいたらあれほど身体の動揺感に悩まされていたのが、ステップ台の上で回りながらステップをすることが出来るようになりマシンからの移動時もスイスイ動けるようになりました。また毎月の計測結果も、入会当初よりウエストは4センチも細くなり体重が変わらないのにズボンのサイズは9号から7号へ変化し体の線は明らかに引き締まってきました。同時に、精神的にくよくよすることが減り、めまい感が酷かった時を振り返って、あの頃どうして自分はあんなに悲観的に考えていたのかなと思えるようになりました。それに伴い、あれほど酷かっためまい感も次第に収まってきました。久しぶりに会った友達からは愚痴を言わなくなったと驚かれました。
今仕事の帰り道カーブスに通うのがとても楽しみです。仕事や日常のストレスも運動後は吹き飛んでしまう感じです。いつもカーブスのスタッフや会員さんに励まされ、勇気づけられております。またカーブスの入会と前後して、クラシックバレエのレッスンを始めました。三半規管を鍛えればめまいが良くなるかもしれないと考えバレエは未経験でしたが挑戦してみました。57歳からのバレエはとても難しくへこたれる時もありましたが、現在もレッスンは続けています。カーブスで筋力を増やしバレエで三半規管を鍛えいつの日かバレリーナのように何回も回転できるようになりたいという夢を持つことが出来ました。
もしめまいにならなければ、私は運動習慣を身に着けることはなかったと思います。
禍福はあざなえる縄の如しと言われますが思いがけないカーブスとの出会いによって私は健康のための運動習慣の大切さを実感し、運動習慣を身に着けることが出来ました。今後はめまいが再発しないよう、また健康な60代を目指して、カーブスを続けて行きたいと思っております。