10年前、膝の痛みが強かった職場の仲間が「自分の痛みがあると患者さんにやさしく接すこともできなし看護することはできない。」と職場を去った。その頃、私は仲間には内緒であったが、腰の椎間板ヘルニアで右足がしびれて腰の痛みもあった。元来負けず嫌いの性格で、痛みは誰にも言わず仕事は続けていた。通勤のバスの中で、座っても痛いし立っても辛い状況であった。やっぱり手術しようかと決心した時に、なぜか痛みが少し緩和したので、手術せずに腰の痛みがひどくならないよう生活していた。そうこうしていると、今度は右の手がしびれだし、脳外科・整形外科に受診すると「頚椎症」と診断された。高いところのものを取ることができず、職場のスタッフに取ってもらう毎日であった。運動しないといけないこと、筋肉をつけないといけないことは理解できていたが、なかなかひとりではできなかった。
3年半前に、住んでいる地域にカーブスができることを知った。「絶対にカーブスに入って運動しないと、いつか仕事もやめないといけなくなる。」と思い、入会した。会員番号No.1である。右肩の痛みもなくなり、高いものも右手を伸ばせるだけ伸ばし取ることができるようになった。腰の痛みは無理をすると鈍くあるが、以前のように足がしびれるようなことはなくなり、痛みも長く続かなくなった。今では2人の孫を相手にサッカーボールを蹴って走ることもできるようになり「ばあちゃん、なでしこみたい。」と孫に言われてまんざらでもないと思ってほくそえんでいる。
そして、なによりも痛みがなく元気に働けることが、なによりも幸せである。「看護は、与えて、また受けとるもの。看護は、支えて、支えられるの。」とある。まさにたくさんのものを患者さんや家族より与えられ、今日まで仕事を続けられたことを、感謝し看護に携わっていることを幸せに思う。「人間の命の重みを感じ、患者さんの苦痛を真剣に受け止めなければならない」と自覚し、看護師として働いている。痛みがなくなったこと、仕事ができること、この年で運動できる場所があること、本当に良かったと思う。職場の仲間にも、カーブスのよさをつい話してしまう。3人の仲間が入会した。私は寝たきりにならないように続けられるうちは続けて行こうと思う。
息子のお嫁さんも入会している。No.4である。お嫁さんがカーブスに行く時は、2人の孫の世話をしている。2人でいつもカーブスの運動はいいよね、と話している。息子や夫のために男性のカーブスがあればいいのに、と話している。たくさんの地域の方ががんばって運動している。やっぱり女性はかしこいし、女性はがんばっていると思う。職場ではうるさいと言われるぐらい元気であるが、職場でたくさんの仲間や患者さんと話をしている私は少し疲れ気味である。カーブスでは口数も少なく、黙々と運動している。心を開いてないわけではない。カーブスでいろいろな年代の方が心を開いて素直に話し笑っている姿を見ている。無愛想な私でも人の温かさを感じ、幸せな思いをもつことができる場所だと思う。
3年半前にこの地域にできたカーブス。カーブスで運動できたことで腰と右手と肩の痛みがなくなった。このことは仕事を続けることができ、孫と遊ぶことができ、与えられた今日1日を精一杯生きることができる。自分の心が満たされると、小さなことにこだわらない広い心でユーモアを人とわけあうことができる。今日という日の連続が人間の一生である。
今日1日をよいものにするためにもカーブスに行ける日に行こうと思う。