「これはかなりヤバイよねぇ」鏡の中の自分に語りかけました。ためつすがめつ、見れば見るほど悲しい体型に、出るのはため息ばかりです。なんとかしなくちゃという気持ちはあっても、一体どうしたらいいのか・・・
 去年は毎日一時間歩いて結構体重は減らせたけど、冬の間休んだので、またもと通り。今年は歩こうという意欲が出て来ないのです。なんとかしたいという思いがある反面、なかなか自分では頑張ることができないもどかしさ。
 毎日もやもやした気分が続きました。鏡も極力見ないようにし、鏡があるお店ではピントを合わせないように変な努力をしてみたり・・・。


 ある日のことです。ふと立ち寄ったショッピングセンターのカウンターで、目についた一枚のチラシが、私のその後の生活を大きく変えることになりました。最後の一枚残っていた、カーブスの無料体験会のチラシ。せっかくきっかけはつかめたものの、なかなか決心がつかずに、数日が経ちました。いつやる気が起きてくるのか、自分でもまったく予想がつかないという、ややこしい性格の私のスイッチがやっと入りました。
 そうなってしまえば行動が早いのが私の特徴です。少し不安な気持ちをかかえながら、電話をしてみました。応対してくれたコーチの方と話をしているうちに、さっきまでの不安はまったく消えていました。私の話を親身になって聞いて共感してくださり、私の悩んでいたことはすでに解消された気持ちになっていました。
 体験会の日、私はウキウキした気分でカーブスのお店に伺いました。体験といっても入会することはすでに決めていました。決め手はやはりあの日の電話です。私の不安をすでに取り去ってくれていたからです。
 初めてお店に入ってとても驚きました。コーチのみなさんのとても明るく輝く笑顔。私と同年代の方々が大勢楽しそうに運動している姿。こんな風にイキイキ出来る場所を私は見つけた!


 カーブス生活のスタートです。平日はほぼ毎日通いました。行くたびに知り合いを発見!聞いてみるとみなさん結構長く続けているとのこと。私ももっと早く知っていたら、あんなに憂鬱な日々を過ごさなくてよかったのに・・・と思ったり。
 でもあの日みつけたチラシのおかげで今楽しく通えていることが、とてもうれしく思えます。まるで私のために一枚残っていてくれたような・・・そんな気持ちにさえなれるのです。
 通い始めて十か月ほどして、新年を迎える頃になりました。私の仕事は冬になるととても忙しくなり、連日残業が続きます。土、日も休日出勤になります。『冬になるとカーブスに通えなくなるかも・・・』そんな不安が頭をよぎりました。それでもやはり休みたくないという気持ちが大きくなり、色々考えました。土曜日だけは通うことにしようか、平日一日だけ残業しないで帰ろうか、なにかいい策はないだろうか。とくかく考えました。
 そしてふとひらめきました。「お昼休みがある!」勤務先からカーブスまで車で十分弱の距離。ストレッチをする時間はとれないけど、休むよりは絶対いい。コーチの方に相談したところ『一時まで大丈夫ですよ』と言ってくださり、この方法で通うことに決めました。
 昼休みは休むためにあるのに、そんなに頑張って体が音を上げないだろうか少し不安でした。でも始めてみると、今までタラタラしていた昼休み時間もシャキッと時間を過ごせて、少し疲れたかなと思う時でもカーブスに行って運動したほうが、とても元気に午後の仕事に打ち込めるのです。そうして繁忙期も無事にカーブス通いを続けながら乗り切ることができました。


 なぜこんなにカーブスに通い続けられるのか、とてもとても飽きっぽく何事も長続きしない私なのに。それは、コーチの方々の明るく元気な姿にふれあえることが第一番です。私もこうなりたい、こういう風に人と接したい、コーチのみなさんから学ぶことがたくさんあります。それと、知り合いがたくさんいて、色々話を聞けること、情報交換が出来ること。それから当初の目標だった体型をなんとかすること。確実になんとかなってきています。
 今では鏡の前でピントを合わせないようにするという、妙な努力も必要なくなってきています。いけてるスタイルにはまだまだほど遠いですが、これからもっともっと変わっていきたいと思います。
 そしてカーブスに入会して初めて知った筋肉の重要さ。入会の目的は痩せることだったけれど、今は筋肉をしっかりつけて、明るく楽しい将来を作り上げていきたいという思いが強くなってきています。


 飽きっぽい私が、入会して一年が経ちました。入会当初は「どうして日曜祝日は休みなんだろう」「どうして夜もっと遅くまでやらないんだろう」と不思議でしたし、また不満でもありました。
 でも一年経って思います。日曜祝日もカーブス優先になってしまうと、家庭がおろそかになるかもしれません。女性は、仕事、家事、育児ととても忙しいのです。限られた時間の中でやりくりしてカーブスにも通う。努力しないと楽しい時間を作り出すことは出来ません。ほんとに女性は大変なんです。その姿を見て家族はきっと理解し、協力してくれるのではないかと思います。
 私も娘からカーブス用にと、かわいらしいタオル、くつ下、ペットボトル入れをプレゼントしてもらいました。主人もとても理解して、快く応援してくれています。何をするにもやはり家族の理解が重要です。


 体が元気だと気持ちも元気になれる、そんなことをとても強く感じています。一枚のチラシに出会ったおかげで生活が大きく変わり、前向きな気持ちになれたような気がします。たくさんの出会いと明るい未来への第一歩を踏み出すきっかけを作ってくれたカーブスに感謝しています。