脂肪燃焼スープはダイエットに効果ある? 作り方やダイエット効果を高める方法も!
ラクして痩せたい! とはダイエットに悩む多くの人が思うこと。巷で話題の脂肪燃焼スープには効果がある? メリットやデメリットは? おすすめのレシピや、ダイエット効果を高める方法とともに紹介します。
脂肪燃焼スープはダイエットに効果ある?
肥満の解消を目的とした脂肪燃焼スープ。簡単に脂肪が落とせると、ダイエットに取り入れる人もいるようです。ダイエットスープやデトックススープとも呼ばれる脂肪燃焼スープには、次のような効果があると考えられています。
食べすぎの防止
具だくさんのスープはそれだけでもお腹にたまることから、食事のはじめに取ることで、食べすぎを防ぐことができます。脂質や糖質が少ない原料を使用することでカロリーも抑えられ、ダイエット効果が期待できます。
代謝のアップ
温かいスープは、体を内側から温めてくれます。体温が上がると代謝が上がることから、カロリー消費が増えます。それにより、体の脂肪が燃えやすくなると言えるでしょう。
便秘の解消
便秘は肥満をまねく要因のひとつであると考えられます。とくにダイエット中は、栄養バランスの偏りや食事量が減ることで便秘になりやすくなっています。野菜たっぷりのスープは食物繊維も豊富なことから便秘の解消につながり、ダイエットにも効果的と言えます。
脂肪燃焼スープのメリットは?
脂肪燃焼スープのメリットは、食事を我慢しなくてよいことでしょう。満腹感が得られやすいので、食事制限によるストレスを軽減できると言えます。
また、野菜をたくさん摂取できるというメリットもあります。野菜は生で食べるよりも火を通したほうがかさが減り、量を多く食べられます。ビタミンやミネラルなどの栄養も摂れることから、美肌効果も期待できます。
脂肪燃焼スープのデメリットは?
脂肪燃焼スープのデメリットは、リバウンドしやすいということです。その理由の1つがホメオスタシス機能の働きです。急激に体重が減ることで、ホメオスタシス(環境が変わっても体の状態を一定に保とうとする)機能が働いて、エネルギーを消費しづらい状態になってしまいます。そしてもう1つの理由が、タンパク質不足による筋肉の減少です。
脂肪燃焼スープは野菜が豊富な一方で、タンパク質はあまり含まれていないようです。でも体内のタンパク質が不足すると、筋肉を分解してエネルギーをつくろうとするため、筋肉の減少をまねきます。筋肉が減ると基礎代謝が下がるため、かえって太りやすくなるのです。その状態で食事を元に戻すと、エネルギーを消費しきれず、リバウンドしてしまいます。
ダイエットにおすすめのスープレシピをご紹介!
ダイエット中でもタンパク質をしっかり摂取して、筋肉を落とさないことが大切です。そこでここでは、タンパク質たっぷりのスープレシピを紹介するので、作り方を参考にしてみてください。
トマトの酸辣湯【管理栄養士監修】
<材料>2人分
絹ごし豆腐 1/2丁(175g)
豚もも肉(薄切り・脂身つき) 80g
ミニトマト 5個
しいたけ 2枚
たけのこ 40g
[A]水 400ml
[A]鶏ガラスープの素 小さじ1
[B]しょうゆ 大さじ1/2
[B]酢 大さじ1
水溶き片栗粉 適量
卵 1個
ラー油 適量
<作り方>
➊絹ごし豆腐を一口大に切り、水切りをする。豚もも肉を小さめに切る。ミニトマトを半分に切る。しいたけを薄切りに、たけのこを千切りにする。
➋鍋に[A]を入れて火にかけ、豚肉、豆腐、しいたけ、たけのこを加える。途中でアクを取る。
➌全体に火が通ってきたらミニトマト➎と[B]を加える。
➍水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、溶きほぐした卵を入れる。
➎器に盛り付け、お好みでラー油を入れる。
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担々風キムチ鍋【管理栄養士監修】
<材料>2人分
ごま油 大さじ1/2
生姜・にんにく(みじん切り) 各小さじ1/2
豚ひき肉 100g
ごぼう(ささがきにして水にさらす) 30cm
長ねぎ(斜め薄切り) 1/2本
キムチ 100g
水 500cc
味噌 大さじ1/2
絹ごし豆腐(さいのめ切り) 1/2丁(175g)
小松菜(5cmの長さに切る) 1/2束
すりごま 大さじ1/2
<作り方>
➊鍋にごま油を入れて中火で熱し、生姜・にんにく、豚ひき肉を炒める。
➋ごぼうを加えて炒め、長ねぎ、キムチ、水を加えて沸騰したら弱火で7~8分煮込む。
➌味噌を加えて溶かし、絹ごし豆腐と小松菜を加えて煮込む。
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豚肉のトマト鍋【管理栄養士監修】
<材料>2人分
オリーブオイル 大さじ1
にんにく(みじん切り) 1片
トマト水煮(カット) 1/2缶(200g)
水 500cc
豚肩ローススライス(5~6cmに切る) 150g
白菜(ざく切り) 2枚
ブロッコリー(小房にする) 6房
しめじ(小房にする) 1パック
しょうゆ 小さじ2
塩 小さじ1/3
<作り方>
➊鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で炒め、香りがでてきたらトマトの水煮・水を加えて中火にかけ、沸騰したら豚肉を加えて弱火で8分程煮込む。
➋白菜、ブロッコリー、しめじを加え、さらに10分ほど煮込む。
➌しょうゆと塩を加え、味をととのえる。
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アサリと豆腐の旨みたっぷりスープ【管理栄養士監修】
<材料>2人分
アサリ(砂抜き殻つき) 120g
水 500ml
豚ロース薄切り(1cm幅に切る) 100g
木綿豆腐(1cm角に切る) 200g
ミニトマト 4個
しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1/4
小ねぎ(小口切り) 適量
<作り方>
➊鍋に水・アサリを入れ弱火にかける。
➋アサリの口が開いたら豚肉、豆腐・ミニトマトを入れ仕上げにしょうゆと塩で味をととのえる。
➌お好みで小ねぎ(分量外)をちらす。
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スープダイエットをする際の注意点は?
スープダイエットで摂取カロリーを減らせば、たしかに体重を落とすことはできるでしょう。しかし、健康のためには栄養バランスのよい食事を摂ることが大切。過度な食事制限をすると、脂肪だけでなく筋肉も減らしてしまうため、基礎代謝が下がり、かえって太りやすい体になってしまいます。せっかく痩せても、リバウンドしたのでは意味がないのです。
筋肉が増えれば、基礎代謝が上がり、効率よく痩せることができます。でも、筋肉は何もしていないと加齢でどんどん減っていきます。運動をせずに食事だけでダイエットをしている人は、さらに筋肉が減っている可能性があります。
加齢や食事制限で減ってしまう筋肉ですが、筋力トレーニングをすれば、また何歳からでも増やすことができることもわかっています。したがって、ダイエットをするときは、タンパク質をしっかり摂りながら、筋トレをして筋肉を増やすことを心がけましょう。
「脂肪燃焼スープはダイエットに効果ある? 作り方やダイエット効果を高める方法」まとめ
食事だけで痩せようとすると、リバウンドするなどなかなかうまくいきません。健康的で効率的なダイエットのためには、筋肉を増やすことが大切。正しい食事と運動で、効率よく脂肪を燃焼しましょう。
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