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ダイエットが続かない理由は? 効率よく成功するためのポイントを紹介

体重計の前に座り込む女性(ダイエットが続かないイメージ)
目次

 ダイエットをしたいけど、なかなか続かない…。あれこれ試しても、結果が出ない…ということはありませんか? ダイエットはやり方を間違うと、健康を害するだけではありません。まったく逆効果になってしまうことだってあるのです。効率よくやせるポイントを知って、今度こそダイエットを成功させましょう!

ダイエットが続かない代表的な理由は?

極端な食事制限をやっている

ダイエットの妨げなどにもなる、極端な食事制限を行う女性(小さな野菜サラダ1つだけで食事を済ませようとしている)

 ダイエットが続かない理由の1つが、極端な食事制限です。「〇〇しか食べない」「過度にエネルギー量が少ない」食事は体によくないだけでなく、心理的にもつらくて続けられません。また食事からのエネルギー量が足りないと、それを補うために筋肉が分解されるため、基礎代謝が下がり、かえって太りやすくなるのです。ダイエットでリバウンドするのもそのためです。

毎日小さな体重変動を気にする

体重計の上で頭を抱えている・悩んでいるダイエット中の女性

 現状を知るために、日ごろから体重を測るのは大切なことです。でも、小さな体重変動に一喜一憂するのはよくありません。体重は1日のなかでも変動します。また女性はホルモンの影響で体重が増えやすくなる時期もあります。「こんなに頑張っているのに体重が全然減らない…」という落ち込みからダイエットを挫折してしまっては意味がありません。

自分にとって負荷が高い運動をイヤイヤやっている

ハードな運動後に床へ倒れ込んでいる女性

 ダイエットを成功させるためには、運動が必要です。とはいえ、自分にとって負荷が高すぎる運動はつらいだけでなく、やり方を間違えると体を痛めかねません。ダイエットは継続してこそ、効果を実感できます。自分に合った負荷で、楽しんでやれる運動だと続けやすいと言えます。

ストレスがかかる仕事・生活をしている

 ダイエットをするのには、食事に気をつけたり、運動を習慣にしたりと、ある程度は自分を律する意思がないと続けることが難しくなります。そんなとき、仕事や私生活でストレスを抱えていると、それを発散するために食べすぎたり、飲みすぎたりすることも。そうなると結果も出にくくなり、「私にはもうダイエットはムリ…」ということになりかねません。

無理のないペースで減量できていない

 高い目標を立てて、早く結果を出そうとすると、どうしても過度な食事制限や無理な運動に走りがち。それが続かない理由にもなってしまいます。ダイエットは、やったらすぐに結果が出るというものではありませんし、停滞期もあります。そんなときでも焦らずに、無理のないペースで続けていくことが大切になります。

睡眠時間が短い

睡眠不足の女性(睡眠が不足すると、脂肪を分解する成長ホルモンの分泌が減少します。また、食欲を増進させるホルモンの分泌が増えて、食欲を抑えるホルモンの分泌が減ることで食べ過ぎてしまうことも。)

 睡眠が不足すると、脂肪を分解する成長ホルモンの分泌が減ることで太りやすくなります。また、食欲を増進させるホルモンの分泌が増えて、食欲を抑えるホルモンの分泌が減ることで食べ過ぎてしまうことも。ダイエットがうまくいかない場合は、睡眠が足りていないことも考えられます。

ダイエットが続かない人の特徴は?

周りに影響されやすい

 巷には、いろんなダイエット情報があふれています。流行や宣伝に影響されて、さまざまなダイエットを試しては、効果を実感できずにやめてしまう…。そんなことを繰り返している人が少なくありません。「痩せた!」という口コミを見ると、自分も「痩せられるかも!」と期待は高まります。そういう情報を目にするたびに、あれこれと手を出す人は、結果どれも続かないということになりがちです。

すぐに結果を求める

継続のイメージ(結果を急ぎ過ぎず、コツコツと長い目でゴールを考える図)

 ダイエットは、長い目で見ないとなかなかうまくいきません。はじめから長期戦であることを想定していれば、少しのことに一喜一憂せず、少しずつ目標に近づいていくことができます。でも、すぐに結果を求める人は、目標に到達する前に「このダイエットは自分に合っていない」とあきらめてしまうことにつながるのです。

完璧でないと気がすまない

 ダイエットのためにやっていることを日々実践するなかで、「今日はできなかった…」という日もあるでしょう。でも、完璧主義の人はそれが許せず、自分を追い込んでしまうことも。続けていくためには、できなかったら「つぎに取り戻そう」と前向きに考えて、臨機応変に対応していくことも必要なポイントになります。

ダイエットの正しい知識がない

スポーツウェアで悩む女性

 そもそも、ダイエットに関する正しい知識がないと、思ったような結果が出せず、それが続かない原因になります。また、間違ったダイエットをしていると、健康を害するだけでなく、逆効果になることもあるのです。そうならないためにも、ダイエットを始めるにあたっては、正しい知識を身につけておくことがとても重要です。

ダイエットを続けるための基礎知識

適正体重を目標にする

 ダイエットをするなら、まずは目標にする体重を決める必要があります。その際の基準となるのがBMIです。BMIは肥満度を表す体格指数で、日本肥満学会の基準では、つぎのように分類されます。

 BMI 18.5未満      ・・・ 低体重(やせ)
 BMI 18.5以上25未満   ・・・ 普通体重
 BMI 25以上       ・・・ 肥満

 標準体重はBMIが22で、この数値が「もっとも病気になりにくい」とされています。ダイエットをする場合は、健康のためにもBMI=22をめざすとよいでしょう。
 BMIは、つぎの計算式で求められます。
  BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
(例)体重56kg/身長158cmの場合
  BMI = 56(kg) ÷ 1.58(m) ÷ 1.58(m) = 約22

運動をして消費カロリーを増やす

 体重が増える原因は、摂取カロリーが消費カロリーを上回っているから。つまり、動いて消費するエネルギーよりも、食べて摂取するエネルギーのほうが多いから太るのです。

ダイエットなどにも効果的な、動物性・植物性たんぱく質を含み、栄養バランスが整っている食事

 ダイエットというと、食事を減らすことばかりに目が行きがちですが、極端な食事制限は健康を害します。また、足りないエネルギーは筋肉を分解して補うため、基礎代謝を下げてしまいます。すると、かえって太りやすくなるだけでなく、もとの食事に戻したときにあっという間にリバウンドしてしまうのです。そうならないために、食事でバランスよく栄養を摂取しつつ、運動で消費カロリーを増やす必要があるのです。

基礎代謝をよくするために筋トレも行う

 基礎代謝とは、生命を維持するために使うエネルギーのことで、じっとしているときや寝ているときでもエネルギーを消費してくれるものです。これは、1日に消費するエネルギーの6割以上を占めています。つまり、基礎代謝が高いほど消費カロリーも多くなるため、効率的にダイエットができるのです。

上半身(胸や背中)の筋肉をマシンで鍛えている女性。脂肪燃焼、ダイエットにも効果的です。

 基礎代謝の大きさは、筋肉の量によって決まります。しかしながら、筋肉は30歳を過ぎると年に1%ずつ減っていくと言われています。年齢とともに太ってきた…という人は、筋肉が減っていることが原因かもしれません。
 何もしていなければ、加齢でどんどん減っていく筋肉ですが、筋トレをすれば、何歳になっても筋肉は増やすことができます。基礎代謝を高めて痩せやすい体をつくるためにも、筋トレをして筋肉を増やすようにしましょう。

タンパク質の摂取を積極的に

動物性・植物性のたんぱく質が豊富な食材(肉、魚、卵、豆腐、乳製品)

 せっかく筋トレをしても、筋肉の材料となるタンパク質が不足すると、なかなか筋肉を増やすことができません。
 タンパク質は体内にためておくことができないため、1日3食それぞれに、しっかりとタンパク質を摂る必要があります。

体重を落とすこと自体を焦らない

二の腕の筋肉・脂肪の付き方を確認する女性

 健康で効率的なダイエットのため、またリバウンドしないためにも、筋トレで筋肉をつけることが大切。でも、これまで運動経験がない人が筋トレで筋肉をつけるには、ある程度の時間がかかります。また、筋肉は脂肪よりも重いため、体重の減少にはすぐにつながらないこともあります。
 食事を減らせば、体重は落ちるかもしれません。でも、そのとき筋肉も一緒に落ちるので、脂肪が多い、太りやすい体になってしまいます。筋肉がつけば、見た目も引き締まって見え、太りにくくなります。ダイエットでは、体重ばかりに目を向けるのではなく、体の中身を変えていくことが大切なのです。

ダイエットを続けやすい食事の考え方

消費カロリーとのバランスで考える

 食事だけのダイエットは、脂肪だけでなく筋肉も減らすので、かえって太りやすくなります。また、食べたいものをずっと我慢するのも難しいでしょう。ダイエットは摂取カロリーと消費カロリーのバランスが大事。「今日は食べすぎた…」というときは、つぎの日にしっかり運動をするなど消費カロリーを増やすことで調整すると、ダイエットも続けやすくなります。

規則正しい時間に食べる

規則正しい時間に食事をとる女性(朝食)

 食事を抜くと、空腹時間が長くなることから、食後の血糖値が上がりやすくなります。血糖値が急上昇すると体に脂肪をため込みやすくなるので、ダイエットにもよくありません。1日3食、なるべく決まった時間帯に食べて、食事の間隔が空きすぎないようにすることも大切です。

調理法を工夫する

 ダイエットでは、栄養バランスに気をつけながら、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにしていく必要があります。油っぽいものはカロリーが高いので、とり過ぎないように気をつけましょう。カロリーは、調理法によっても変わります。「炒める」「揚げる」よりも「ゆでる」「網焼きにする」「蒸す」ほうが油を使わずに済むため、同じ材料でもカロリーを下げることができます。

よく噛んで食べる

 食べすぎを防ぐためにも、食事はよく噛んで食べるようにしましょう。脳にある満腹中枢が刺激されて「お腹がいっぱいになった」と感じるまでには、食事を始めてから20分程度かかると言われています。よく噛んで食べることで食事のスピードが遅くなり、たくさん食べなくても満足感が得られるようになります。

ダイエットを続けやすい運動方法

生活のなかに運動を組み込む

 ダイエットには運動が大事だとわかっていても、なかなか時間が取れない…という人もいるでしょう。運動のために、まとまった時間を確保しようとすると、それが負担となって続けることも難しくなります。運動は習慣にすることが大切です。そのためには、生活のなかに組み込むのがおすすめです。たとえば、家事を終えて昼食までの間、仕事を終えて夕飯までの間など、短時間でも生活リズムに組み入れることで習慣化しやすくなります。

運動仲間をつくる

屋外で有酸素運動(ウォーキング)を楽しむ女性2人組

 運動をしようと思っていても、ひとりだとなかなか続かないという人も少なくありません。そういうときは、運動仲間をつくるのもおすすめです。たとえ一緒に運動をしなくても、同じように運動を頑張っている仲間がいると思うだけでも、やる気が高まります。離れていても、互いの状況を伝えあうことで刺激にもなります。とかく孤独になりがちなダイエットも、一緒に頑張る仲間がいることで続けやすくなるのです。

ジムを利用する

ダイエットにも効果的な、下半身を鍛えるマシンで、大腿四頭筋・大殿筋・ハムストリングス・腸腰筋の筋トレを行う女性

 運動は仲間がいたほうが続けやすいのですが、都合よく見つかるとも限りません。また、自分まかせだとつい後回しにして、なかなか運動できないということもあるでしょう。そういう場合は、ジムを利用するのも1つです。ジムに通うことで、運動をする環境をつくることができます。また、せっかく会費を払うのだから頑張らないといけないという気持ちにもなります。ジムには、同じような目的で運動を頑張る仲間もたくさんいるので、そういう姿を見て、ますますやる気も高まるでしょう。

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「ダイエットが続かない理由は? 効率よく成功するためのポイント」まとめ

 極端な食事制限をすると、筋肉が落ちて、かえって太りやすい体になってしまいます。ダイエットをするなら、運動で消費カロリーを増やすことが大切です。正しい方法で取り組んで、ダイエットを成功させましょう。

▼ダイエット情報のまとめ記事はこちらから!
ダイエット方法まとめ~やせる食事・運動・生活習慣のポイント

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