監修: ハーバード大学医学部客員教授 根来 秀行 医師
ハーバード大学医学部客員教授 (Harvard PKD Center Collaborator, VIsiting Professor)、ソルボンヌ大学医学部客員教授、奈良県立医科大学医学部客員教授、信州大学特任教授、事業構想大学院大学理事・教授。
医師・医学博士。世界最先端の臨床・研究・医学教育で国際的に活躍中。『病まないための細胞呼吸レッスン』(集英社)、『新しい免疫力の教科書』(朝日新聞出版)など著書多数
Q.しみ、しわ、たるみ、くすみに効果的なものは?
ハーバード大学医学部客員教授 根来 秀行 先生にお答えいただきました!
すべての血管の99%を占める「毛細血管」。じつは最新の医療研究で、毛細血管が劣化すると、体にさまざまな不調が起こるだけでなく、見た目も老けた印象になってしまうことがわかっています。
60代では4割も減ってしまう
毛細血管は45歳くらいから減りはじめ、60代では4割も減ってしまいます。それが、皮ふ(肌や頭皮)の老化にもつながることから、しみ、しわ、たるみ、くすみ、さらに薄毛、抜け毛、白髪などの原因になるのです。
「運動」で毛細血管を増やす
何もしなければ、毛細血管の減少とともに老化も進んでいきますが、日常生活に気をつけることで、毛細血管は何歳になっても増やすことができます。そのカギとなるのが「運動」。筋トレと有酸素運動で毛細血管を増やし、さらに「食事」と「睡眠」を見直すことで、老化を防ぐことができるのです。
年齢とともに減っていく毛細血管を増やせば、肌は若返ります
①筋トレ
老化防止の秘訣は、毛細血管を増やすこと。そのために、もっとも効果的なのが、筋トレと有酸素運動を組み合わせた運動です。そうすると筋肉が大量の酸素を必要とするため、それに応えて新しい毛細血管が生み出されるのです。
②食事
肌に必要な栄養は、毛細血管を通じて全身に運ばれます。筋トレと有酸素運動で毛細血管を増やしたら、そこによい栄養を届けるようにしましょう。
食事のポイント
・1日3食、なるべく決まった時間に食べる
・食べる順番は「野菜・海藻」→「魚・肉」→「ご飯・パン」の順で
・5大栄養素をバランスよく摂取する
・30回かむことで、ゆっくり食べて腹八分に
・寝る3時間前からは、食べるのを控える
③睡眠
睡眠は、体を休めたり、疲れをとったりするためだけに必要なのではありません。栄養を吸収し、肌の再生やメンテナンスをする働きがあるのです。若さを保つ「成長ホルモン」も睡眠中に分泌されます。夜は11時~12時までに就寝し、7時間睡眠を心がけましょう。
質の良い睡眠のために
・朝起きたら日光を浴びる
・日中に適度な運動をする
・就寝前は携帯電話など、光の刺激を避ける
・寝る1時間前までに、熱すぎないお湯で全身浴をする
まとめ
しみ、しわ、たるみの原因は「毛細血管」の減少。筋トレと有酸素運動で毛細血管を増やすことで、美肌につながります。毛細血管は何歳になっても増やすことができます。さっそく今日から、始めてみませんか?
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※カーブスでの運動とともに日常生活に注意した結果です。
※ご年齢は取材当時のものです。
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