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「ぴんぴんころり」は日々の筋トレ次第!特に下半身を大切に!【専門家監修】

 

死ぬまで元気に歩き続けられるかは、筋トレ次第!

将来、寝たきりになんて絶対になりたくないですよね!?死ぬまで元気に歩き続けられるかどうかは、まさに筋トレ次第なんです!一生ぴんぴんと元気に生きて、ある日ころりと天に召される―――「ぴんぴんころり」は万人の願いです。

逆に、絶対に避けたいのが「ねんねんころり」。寝たきり状態になって、頭も体も日々じわじわと衰えて、最終的に誰かから子守唄を唄われて……。きっと、みなさんの誰もが「そんな状態にだけはなりたくない」と思っていらっしゃることでしょう。

そんなハメに陥らないためには、いまのうちから足腰の筋肉を鍛えて歩行機能を維持していかなくてはなりません。

大腰筋は、全身を支える「大黒柱」の筋肉

ところでみなさん、「ぴんぴんころり」と「ねんねんころり」の明暗を分けるカギとなる筋肉があるのをご存知でしょうか。

その筋肉こそが大腰筋です。大腰筋は、全身を支える「大黒柱」の筋肉。体の奥底にあるインナーマッスルであり、背骨と大腿骨(太ももの骨)とをつないでいます。この大腰筋は「歩行機能を支えている筋肉」と言ってもいいでしょう。

たとえば、脚を上げたり、足を踏ん張ったり、歩幅をとってスムーズに足を運んだりするのも、この筋肉がしっかり働いているおかげでできていることなのです。

ちなみに、大腰筋が細ってくると、十分に足を上げることができず、踏ん張りもきかなくなってきて、「すり足」をするように小刻みにチョコチョコと足を出す歩き方になってきます。みなさんの周りにもこうした「チョコチョコ歩き」をしているお年寄りがいらっしゃるかもしれませんが、これはとても安定が悪く、転びやすい歩き方です。この歩き方をしていたために、転倒してしまい、骨折をして「寝たきり」になっていってしまうケースも少なくありません。

大腰筋という大黒柱の筋肉をどれだけ維持できているか

つまり、「ねんねんころり」の道へ行くか、「ぴんぴんころり」の道へ行けるかは、大腰筋という大黒柱の筋肉をどれだけ維持できているかどうかで決まってくるようなものなのです。

大腰筋は、下半身中心の筋トレメニューで鍛えることが可能です。死ぬまで元気に歩き続けられるかどうかは、これからの筋トレ次第。ぜひみなさん、「ぴんぴんころり」の実現が近づくようなつもりで筋トレに励んでみてはいかがでしょうか。

※筑波大学とカーブスの共同研究で、カーブスの運動で大腰筋が鍛えられることがわかっています

下半身を鍛えるマシンで、大腿四頭筋・大殿筋・ハムストリングス・腸腰筋の筋トレを行う女性

筑波大学 人間総合科学学術院 教授
久野 譜也先生

朝日新聞、読売新聞、NHK「ニュース7」、TBS「あさチャン」日本テレビ「世界一受けたい授業」等に出演し、コロナウィルスに負けない健康づくりについて語る。日本介護福祉・健康づくり学会副会長を務める。著書に「寝たきりになりたくないなら大腰筋を鍛えなさい」「病気にならない背筋と腹筋の鍛え方」(PHP出版)「サルコペニア肥満ダイエット」(朝日新聞出版)など多数。

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