骨の健康の新常識 | 骨の老化で寝たきりに!?【医師監修】
監修: 伊奈病院 副院長/整形外科科長 石橋 英明 医師
整形外科専門医、医学博士。NPO法人 高齢者運動器疾患研究所代表理事。
著書に「よくわかる最新医学骨粗鬆症」(主婦の友社)、「骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン」(ライフサイエンス社)
骨の老化現象「骨粗しょう症」。放置すると、将来とんでもないことに!?
①骨の老化
それは骨粗しょう症が原因かもしれません。
骨粗しょう症とは、骨の強度が低下して、骨折しやすくなっている状態のことをいいます。
<骨粗しょう症になりやすい人>
・年齢が高い ・閉経している ・やせている
・家族に骨粗しょう症の人がいる
・運動をしていない ・日光にあたらない
・栄養がかたよっている
知らないうちに、背骨の「圧迫骨折」を起こしていることもあります。(心配な症状があるときは、医療機関で検査を)
②転倒・骨折
骨の老化で圧迫骨折をしたり、加齢で足腰が弱ると転倒しやすくなります。そのとき、骨粗しょう症だと簡単に骨折してしまいます。
③寝たきり・要介護
転倒による骨折で多いのが、脚のつけ根の骨折。そこを骨折すると必ず手術が必要で、治療やリハビリをしても自立した生活が送れなくなることがあるのです。
Q.骨を強くするには、どうすればいいの?
伊奈病院 副院長/整形外科科長 石橋先生にお答えいただきました!
骨粗しょう症の予防には、運動が効果的です。とくに、筋肉を使う運動=筋トレは、骨に刺激を与えて、骨を強くします。
筋トレで骨を強くする
運動が不足すると、筋肉による骨への刺激が足りなくなります。すると、骨が弱くなりやすいのです。
筋力をつけることは、転倒防止にもつながります。将来の寝たきりリスクを回避するためにも、筋トレなどの運動を習慣的に行うことが重要になります。
たんぱく質もしっかりと
食事面では、カルシウムはもちろんですが、たんぱく質が不足すると骨も筋肉も弱くなります。肉、魚、牛乳、卵、納豆などをしっかり摂取するようにしましょう。
また、日光を浴びることも骨を強くすることにつながります。
まとめ
筋トレは骨に刺激を与えて、骨を強くします。また筋力をつけることで転倒防止にもつながります。筋肉は何もしなければ歳とともに衰えていきますが、何歳になってもトレーニングを行えば鍛えることができます。さっそく今日から、始めてみませんか?
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※カーブスでの運動とともに日常生活に注意した結果です
※ご年齢は取材当時のものです
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