リウマチで痛いときの過ごし方。40代~60代女性の経験談
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リウマチは、免疫の異常によって関節の痛みや腫れ、こわばり、疲労などの症状が起こる疾患で、特に女性に起こりやすいという特徴があります。こうした症状によって日常生活に支障をきたすこともあり、悩んでいる方も少なくないでしょう。
痛みや疲労感があるときにどのように過ごしているか、実際にリウマチをお持ちの方の経験談をご紹介します。
※経験談は、女性だけの30分フィットネス「カーブス」が実施するカーブスエッセイ大賞に寄せられた実際の作品です
「リウマチをお持ちの40代~60代女性の経験談」
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ピンクローズさん(46歳)
リウマチに加えて更年期の症状もあり、体調不良のためほとんど動かずに家にいることが多く、すっかり筋肉が衰えて体力もなくなってしまったというピンクローズさん。
気持ちも沈みがちで、このままではまずいと感じる日々だったそうです。
今は夜ぐっすり眠れるようになり、昼間も元気に過ごせるというよい循環ができているとのこと。
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明美さん(62歳)
若い頃に関節リウマチにかかり、かたまってしまった関節が何か所かあるという明美さん。
坐骨神経痛になり医師から「筋肉をつけなさい」と言われたが、筋トレをすることに不安があったそう。
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菫子さん(66歳)
肩凝りがひどく、脇下も痛くなり、起床時には身体が硬直してゆっくり動かさないと動けなくなってしまったという菫子さん。
リウマチと診断され大きなショックを受けたものの、今ではリウマチを示す数値が低くなり、強い薬を飲まなくなってもよくなったそう。
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篤子さん(66歳)
あまりにも痛みが頻繁に出るようになり検査をしたところリウマチと診断。その後、薬が合い痛みは軽くなったけれど、ストレスを感じたときなど定期的に痛みが生じていたそうです。
ところが今では忘れたころに軽く痛みが出る程度にまで回復したとのこと。
「痛いときはどう過ごしたらいい?」
痛みがあるときはどのように過ごしたらよいかを、リウマチの専門医である伊奈病院 整形外科科長の石橋英明先生に教えて頂きました。
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石橋先生:「痛みがあるときは以下のように過ごすとよいでしょう。
1. 無理をせずしっかり睡眠と休息をとる
2. 痛みがある部位を冷やさない
3. 適度な運動を取り入れる
4. バランスの取れた食事を心がける
5. 重たいものを持つなど、関節への負担が大きい動作を避ける
リウマチの薬は最近の20年間で飛躍的に進歩しています。強い痛みがあるときは医師に相談をしながら適切な治療を続けましょう。そして安静と運動のバランスを取り、無理せず過ごすようにしましょう。」
「リウマチでも運動していいの?」
Q「運動をすると、リウマチにどのような効果がありますか」
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石橋先生:「適度な運動は、関節の可動域や筋力を維持するのに効果的であることが数々の研究からわかっていますし、結果的にリウマチの症状の緩和にもつながります。
痛みなどの症状が強いときは、しっかり薬を使って病気のコントロールをすることが大切です。ただ、リウマチのコントロールが良くなって安静時の痛みが改善しても、関節を動かしたり力を入れたりするときの痛みが残ることがあります。
軽い痛みになっても何もせずにいると、全身の筋肉が衰えて、他の部分にも痛みが出る、病気になりやすくなるなどのリスクが高まってしまいます。
自分に運動なんてできるのだろうかと不安に思うかも知れませんが、徐々に運動を始めていくことをお勧めします。」
Q「痛みが強いときはどうしたらいいですか」
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石橋先生:「強い痛みがあるときは、しっかり休んで医師に相談して薬を変えたり増やしたりしてもらいましょう。そして、軽い痛みになってきたら無理なくできる運動を探して、痛みとうまく付き合いながら過ごすようにしましょう。
治療をしてもどうしても痛みが続くときは、痛みが強くならない範囲の軽いストレッチなどで体を温めるのもよいでしょう」
お話を伺ったのは‥
伊奈病院副院長・整形外科科長 石橋英明先生
1988年東京大学医学部卒業。1996年東京大学大学院で医学博士取得。
米国ミズーリ州セントルイス・ワシントン大学留学を経て、1999年より東京都健康長寿医療センター整形外科・同医長を務め、2004年より伊奈病院勤務。関節リウマチ、人工関節手術、骨粗しょう症などを専門とし、ロコモティブシンドロームや骨粗しょう症に関する講演を全国で行う。
女性だけの30分フィットネス「カーブス」について
女性だけの30分フィットネス「カーブス」は、30分という短時間で、筋力トレーニングと有酸素運動とストレッチを組み合わせた運動を行える運動施設です。1人ひとりの体調や体力によって強度を調整することができるため、無理なく安全に運動をすることが可能です。
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また、専門のコーチがいて相談しながらトレーニングできるので安心です。実際に、リウマチをはじめ様々な症状をお持ちの女性が、ご自身のペースで通われています。
運動できるか不安という場合は、無料体験ができますので、お気軽にお試しください。
※運動を始める前に主治医とご相談いただくことをおすすめします