60代で故郷の長野県松本市に戻り、高齢者施設を設立。
83歳の今も現役の看護師として活躍している、カーブスメンバー・江森けさ子さんにお話を伺いました。
83歳、カーブス歴5年6ヵ月
1941年生まれ。2003年、通所介護(デイサービス)施設「峠茶屋」を開設。
以降、居宅介護支援事業所を継承、グループホーム「すみか」、住宅型有料老人ホーム「にしきの丘」、訪問看護ステーションを開設。
著書に「老いも死も自然がいいね 80歳現役看護師の挑戦」(農山漁村文化協会)。
利用者さんの笑顔が 生きる意欲につながる
Q.カーブス歴5年になるけさ子さん。
「週5日、訪問看護師として働く80代」と、雑誌やWebニュースで話題になっていましたね。
これまでの経歴を教えてください。
けさ子さん 記事に出たら、反響が大きくてびっくりしましたよ。
私は四賀村(2005年に長野県松本市に編入)に生まれ、結婚後は故郷を離れて病院の看護師や看護学校の教員を務めていました。
60歳で退職して四賀に戻り、地域のみなさんの役に立ちたいという思いから、「みんながお茶を飲んでおしゃべりできる場所」をめざして、デイサービスを行う通所介護施設「峠茶屋」を作りました。
今は、関連する施設の運営とともに、訪問看護師として働いています。
Q.訪問看護師とは、どのようなお仕事なのでしょうか?
けさ子さん 在宅で療養している高齢者を訪問して、健康状態のチェックをしています。
一人一人違う生活の中で違う悩みを持っているので、よく話を聞いて、その方に合わせた看護をするよう心がけています。
利用者さんが不安なく、心地よく過ごせるよう手助けをすることで、亡くなる時にはいい思い出だけを残して旅立ってほしいと思っています。
目標をかなえたい そのために運動
Q.仕事をするうえでのご苦労はありますか?
けさ子さん 苦労はいっぱいあると思いますが、嫌なことはあまり口にしません。利用者さんに喜んでもらって笑顔を見れば、嫌なことは忘れ、生きる意欲につながります。
私は看護師の仕事に誇りを持っていますし、この仕事は天職だと思っているんです。
でも、年は争えません。
どんどん筋力が落ちてきて、利用者さんを車いすに乗せてスロープを登ろうしても押せなくなってきました。
「もう仕事は無理かも」と頭をよぎったことも。でも「負けてなるものか」と思い、1回30分で運動できる、カーブスを始めてみました。
Q.カーブスに通って、どのように変わりましたか?
けさ子さん 体重が適正になり、お腹まわりは15㎝減。余分な脂肪がなくなって、筋肉がつきました。
筋肉ってやっぱり大事。以前はできなかった利用者さんの体位変換や、ベッドから車いすへの移動もラクにできるようになりました。
利用者さんにも、「寝たきりにならないよう、筋肉を動かしましょう」と、看護師としてもともと持っていた知識に、カーブスで学んだ新しい知識をプラスして伝えています。
実は、何人か同じ年齢の利用者さんを訪問しています。「どうしてそんなに元気なの?」と言われるから、「みんなに会いに来たいから、カーブスに通って元気でいられるようにしてるのよ」と答えています。
Q.元気のヒケツはやはり筋肉なんですね。
けさ子さん そうですね。
でも、「元気でいたい」は目標ではありません。「こんなことがしたいから元気でいたい」と考えるのが目標だと思うんです。
「年をとったからもう無理だわ」と諦めずに、誰もが目標に向かっていってほしい。それができるのがカーブスですよね。
私の場合、カーブスに入った時の目標は「80歳まで仕事を続ける」でした。今、83歳でまだ仕事をしていますし、これからも続けられそう。
だから次の目標は、「生涯現役」。訪問看護だけでなく、これからますます増えるといわれているがん患者さんが、おしゃべりをして安らげる居場所を作りたいんです。
その目標をかなえるために、これからも元気でいたいですね。
けさ子さんが大切にされている言葉は、「健康と笑顔」。その言葉通り、笑顔がとても素敵でです。
カーブスとは?
全身の筋肉を鍛えられる12台のマシンを使った筋トレ・有酸素運動・ストレッチ、3つの運動をバランスよく行えるトレーニング施設。1回30分という無理のないプログラムで、予約不要で自分の生活に合わせて通うことができます。プロのコーチがサポートするので、どんな運動をしたらよいか、正しくできているか悩むこともありません。全国約2000店舗。継続率は97.7%。運動施設の中で最も店舗数が多く、継続率も高いのが特徴です。